俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0199・傾斜(空間)04・三田きえ子01・2014-11-02(日)
【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「捨て舟の半ばかたむく霧の潟」(「俳句」201309)(三田きえ子01)
季語(霧・秋) 「すてぶねのなかばかたむくきりのかた」
【鑑賞】:傾き、斜め、傾斜の第4弾であります。幽玄な風景です。この捨舟には潟の水がかなり入り込んでいるのでしょう。傾いていますが沈むことはありません。
○三田きえ子(みたきえこ)
●好きな一句「ひと世とはいく夜積むなむ鉦叩」02
季語(鉦叩・秋) 「ひとよとはいくよつむなむかねたたき」
【Profile】:1931年、茨城県結城市出身。1968年「氷海」入会。→秋元不死男に師事。後に→上田五千石に師事。氷海賞受賞、氷海同人。1994年俳句研究賞。2000年「萌」主宰。