俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0200・熱感06・山下知津子01・2014-11-15(土)
【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「ポケットに拳の熱し冬鷗」 (山下知津子01)
季語(冬鷗) 「ぽけっとにこぶしのあつしふゆかもめ」
【鑑賞】:この熱く握りしめた拳は、口惜しさからでしょうか。闘争心でしょうか。凍えた反動の熱さでしょうか。誰にも見えない作者だけのポケットの中の拳です。
○山下知津子(やましたちづこ)
●好きな一句「ものの香に染まりやすくて洗髪」02
季語(洗髪・夏) 「もののかにそまりやすくてあらいがみ」
【Profile】:1950年、神奈川県丹沢東麓生まれ。1973年「蘭」入会、→野澤節子に師事。1983年蘭賞受賞、蘭同人。「街」を経て「麟」代表。「件」同人。