俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0199・白037・小島政二郎01・2014-11-05(水)
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○「秋風や吸取紙の白きまま」 )(小島政二郎01)
〈しろ白〉white#ffffff
季語(秋風) (「齋藤百鬼の俳句閑日」http://blog.goo.ne.jp/kojirou0814/e/4e48511fd4ed22ad78e69c651173bdac) 「あきかぜやすいとりがみのしろきまま」
【鑑賞】:作者は作家ですから吸取り紙を詠んでいます。※インキを吸い取らせ,筆記後の乾燥を速める目的に使用される,かさ高の紙。紙のおもな原料である木材パルプは水に対して高い親和性をもっている。また紙は多孔性であるから水をよく吸収する。(【世界大百科事典第2版】より抜粋引用)。
○小島政二郎(こじませいじろう) (1894~1994)
●好きな一句「うつくしや鰯の肌の濃さ淡さ」 02
季語(鰯・秋) (「俳句の虫・魚介・動物(創元社)」)「うつくしやいわしのはだのこさあわさ」
【Profile】:東京下谷出身。小説家。『大鏡鑑賞』では古典の鑑賞に新分野を開き、『わが古典鑑賞』(1941)という名著を残した。『人妻椿』『眼中の人』など。俳号は燕子楼。