俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○特集俳句0157・地名2=神戸(兵庫県)06・市堀玉宗01・2014-01-17(金)
○「神戸かなしも風花已まぬルミナリエ」(市堀玉宗01)
○季語(風花・冬)
【鑑賞】:「阪神大震災」から19年が経ちました。すでにこのブログで「→平成七年一月十七日裂ける」(新子)(2010-12-14)と「→枯草や住居無くんば命熱し」(耕衣)(2013-1-17)を紹介しました。今回は復興後の神戸を詠んだ句。被災者にとってはいつまでも風花は悲しげに舞うばかりです。
○市堀玉宗(いちぼりぎょくしゅう)
○好きな一句「冬安居森にもとどく海の音」02季語(冬安吾)
【Profile】:1955年北海道生まれ。能登半島地震に被災し住職の興禅寺全壊。各地を勧進托鉢し再建を果たす。俳句は1991年「あらうみ」「ホトトギス」入会。1992年→沢木欣一主宰「風」入会。「風」「万象」同人を経て「栴檀」「琉」同人。俳人協会会員。第41回角川俳句賞他、多数受賞。
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市堀玉宗掲載句
03帰るべき故山は遠し雪安吾(雪安吾・三冬)〈特集俳句556・今年の漢字05(2015)「安」〉2021/11/13