俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句0142・うすみどり#69b07601・古舘曹人・2013-10-02(水)
○「蟷螂の一枚の屍のうすみどり」(古舘曹人01)
○季語(蟷螂・三秋)
【鑑賞】:「蟷螂(とうろう)」とは「カマキリ」のこと。葉っぱに擬態して「うすみどり」のカマキリです。「共食い」で知られる(雌が雄を食う)カマキリですが、亡骸はうすっぺらな一枚です。
○古舘曹人(ふるたちそうじん)(1920~2010)
○好きな一句:「虫の戸を叩けば妻の灯がともる」02
○季語(虫・三秋)
【Profile】:佐賀県杵島郡生まれ。1940年、五高在学中に句作をはじめ「阿蘇」に投句。1942年東大法学部入学と同時に→山口青邨指導の東大「ホトトギス」会に出席、「夏草」に入る。1943年学徒出陣。45年復学卒業。50年より句作再開、以後「夏草」で論作に活躍。同人誌「子午線」創刊。
↓
古舘曹人掲載句
03鏡より抜けて理髪師春風に(春風・三春)〈五体473・髪26〉2020/4/5