俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0146・真中(空間)02・内田南草・2013-10-27(日)
○「いわし雲淋しがりやはまん中におく」(内田南草01)
季語(いわし雲・秋)
淋しがり屋は、いつもにぎやかな輪の中心においておきなさい。そうすれば安心できるでしょう。しかし、いつもそのようにできるとはかぎりません。寂しさに耐え忍ぶことも必要です。
○内田南草(うちだなんそう)(1906~2004)
代表句「どこから撃たれてもよい春の岬に」02
季語(春)
三重県熊野市生まれ。→長谷川零余子主宰の「枯野」に投句。萩原羅月を終生の師とする。1929年「唐檜葉(からひば)」創刊。家業の佃煮製造業継承。1939年「唐檜葉」を「多羅葉樹下」と改題。戦後、「口語俳句協会」結成。会長は→吉岡禅寺洞、副会長に市川一男とともに就任。
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