俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0142・髪08・草村素子・2013-10-01(火)
○「宵闇の稲妻が射すたばね髪」(草村素子01)
季語(稲妻・秋)
闇の中の稲妻ですから、カメラのフラッシュ状態です。その稲妻の閃光のなかに、漆黒のたばね髪が照らされています。「稲妻」という言葉には「光」のみで「音」が感じられないのは私だけでしょうか。
○草村素子(くさむらもとこ)(1919~1974)
代表句「日傘さし孤絶の円に安んずる」02
季語(日傘・夏)
京都生まれ。鶴高女在学中に短歌誌「あすなろ」にくわわる。1942年結婚し上京、五島美代子に短歌をまなぶ。1950年角川書店にはいり、→角川源義に俳句をまなぶ。1958年源義主宰の俳誌「河」創刊時に編集長となり、その発展につくした。