俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0117・黒09・志太野坡・2013-02-20
○「ほのぼのと鴉黒むや窓の春」(志太野坡01)
季語(春)
色彩の黒は9回目。春の窓辺から鴉をみています。鴉の黒にほのぼのとした春を感じ取りました。
○志太野坡(しだやば)(1662~1740)
代表句「行く雲を寝てゐて見るや夏座敷」『炭俵(1694)』02
季語(夏座敷)
越前福井生まれ。幼くして父と江戸に出て、越後屋両替店に奉公し手代となる。俳諧は最初に→榎本其角の教えをうけ、後に→松尾芭蕉の直接指導を受ける。撰集「炭俵」を編集刊行。芭蕉没後、難波に移り芭蕉33回忌を営み、大阪四天王寺の芭蕉塚を建立。活発な誹諧活動で門人千余人を数えたという。