俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0116・遺留品01・下村非文・2013-02-14
○「一本の冬木のこして雲去れり」(下村非文01)
季語(冬木)
方法としての「遺留品」の最高峰の句は「遺品あり岩波文庫『阿部一族』」(六林男)でありますが、ここでは自然が残した遺留品です。1本の冬木を残して去った雲は、もう2度と同じ場所には帰りません。
○下村非文(しもむらひぶん)(1902~1987)
代表句「一点の穢を嘴に鶴凍つる」02
季語(凍つる・冬)
福岡県生まれ。東大経済学部卒。1927年「ホトトギス」雑詠初入選。1929年、広東に渡り珠江吟社を創立、その地にて俳句指導。1937年より→松本たかし に師事。たかしを中心とする新涼会を創る。1949年より「ホトトギス」同人となる。1964年より「山茶花」を主宰。