俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0108・季語分割01・萩原麦草・2012-12-20
○「去年もよし今年もよくて眠りけり」(萩原麦草01)
季語(去年今年・新年)
この句は「去年今年」という季語(新年)を分割して、間に語句をはさむことによって句に抑揚を持たせています。去年も今年もいい年で熟睡しました。ぜひあやかりたいという気持ちから少し早い新年の句を選びました。
○萩原麦草(はぎわらばくそう)(1892~1965)
代表句「ぽきぽきと折れば野が哭く曼珠沙華」02
季語(曼珠沙華・秋)
静岡県田方郡出身。明治42年から作句。小学校高等科卒、大正10年より→渡辺水巴に師事。昭和28年、主宰誌「壁」創刊。静岡放送ラジオ俳壇の選者をつとめ、地方俳壇のために活躍。