●五体俳句0106・臍の緒01・岩下四十雀・2012-12-04
○「押し花を展けば臍の緒でありし」(岩下四十雀01)
季語(無季)
片付けものをしていると箪笥の奥から押し花つきの小箱を見つけました。蓋を開けてみると、自分の生年月日の記された紙に包まれて臍の緒が出てきました。親の気持ちが心に沁みます。
○岩下四十雀(いわしたしじゅうから)(1913~2006)
代表句「断られたりお一人の鍋物は」02
季語(鍋物・冬)
東京生まれ。→川端茅舎に師事。のち→金尾梅の門に師事。「季節」に入会、編集長を努める。句集「長考」により第46回現代俳句協会賞受賞。
フォロー中フォローするフォローする