俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0106・触覚06・安土多架志・2012-12-03
○「あたたかき冬芽にふれて旅心」(安土多架志01)
季語(冬芽)
五感の触覚第6弾。冬芽はまだまだ固いのですが、いつか花を咲かせるあたたかさをおびています。その冬芽に触れて、旅心が芽生えました。
○安土多架志(あづちたかし)(1946~1984)
代表句「片蔭を来てむく犬とすれ違ふ」02
季語(片陰・夏)
京都生まれ。高槻高校を経て(このとき同学年に→攝津幸彦がいる。国語の教師は→茨木和生)、同志社の神学部に入り、牧師を目指すかたわら、キリスト者として学生運動に参加。香料会社に勤務、そこで組合を設立し、会社との対立は没年まで続いた。癌と闘いながら、詩、短歌、俳句を書いた。俳句研究新人賞佳作、短歌研究新人賞佳作等、それぞれに才を発揮した。