最近よく喋る貴乃花。

今朝テレビをつけたら驚いた！貴乃花が「特ダネ」に生出演！おまけによく喋る喋る！このひと、意外とちゃんと喋れるんですね。（別に馬鹿にするわけじゃあないんだけど。）

いろいろな意見もあるのでしょうが、テレビに出るようになった貴乃花にわたしはわりと肯定的。例の家族の問題にはまったく関心がないのだけど、自分の考えを自分の言葉で語るという姿勢自体は嫌いではない。（もっとも、彼の戦略が今回の件で成功しているかどうかはわからないけれど。）

正直なところ、「頭のスッキリするコラム」さんの記事に出てくるような、黙って耐えた寡黙な男・先代貴乃花の生き方っていうのがわたしはどうも苦手なんですよね。とても自分はできないなと思うし、好むと好まざるとに関わらず、もうそういう時代ではないんじゃないかとも思う。

以前までの、ある種、皇室並みの「聖家族」二子山一家が好きな人には、寡黙で仲のいい兄弟の方がいいのでしょうが、わたしには今の人間臭い争いに塗れながら、自己主張しているの三十代の青年・若貴の方にはるかに親近感を覚える。そもそも、大人になれば兄弟なんて仲のいいものではないですしね。

だいたい、昔の「若貴ブーム」というやつがわたしは大嫌いだった。絶対胡散臭いと思っていたし、「黙ってがんばる、あんな孫が理想」などという年寄りは心底軽蔑していた。マスコミの作り上げた清貧みたいなウソ臭いイメージを尊ぶなんて、人生経験を積んだひとの人間観ではないなと。

まあ、「男は黙って～」なんていうのより、出過ぎるくらいの杭になって自己主張する人をわたしは支持しますよ。もっとも、貴乃花も身内の話でなく、相撲界の改革について喋るんだったらいいんだけど・・・。