八千草薫の『三四郎』美禰子が観たい！

絶賛放送中の『やすらぎの郷』。とうとう八千草薫演じる「姫」こと九条摂子が死んでしまいました。で、劇中引用された八千草薫の映画『三四郎』、観てないんで観てみたいな～。どこか名画座でやってくれないかな？これって、監督が怪談映画の巨匠中川信夫なんですってね！八千草薫の「ストレイシープ」の台詞が妙に良かったから！

もちろん、ＤＶＤにはなっていないでしょうから、劇場がダメでも日本映画専門チャンネルあたりでやってほしいものです。

ちなみに、今月の衛星劇場では歌舞伎や中川信夫監督宮下順子主演でおなじみ『生きている小平次』の、八千草薫＆中村扇雀（もちろん今の坂田藤十郎ですね）版映画を放送しているんですよね。これは、わたし、以前観たことがあります（監督は青柳信雄）。中川監督版と違ってオーソドックスで、歌舞伎の舞台のイメージに近いです。歌舞伎ファンにはおすすめします。

で、八千草薫の出ている映画といえば、ローマで撮影された『蝶々夫人』とか、あまり傑作ではないけど今に通じるおとぼけな感じの川島雄三監督『グラマ島の誘惑』なんて作品もありました。

でも、でも、やっぱり、この人はテレビの方がよかったですよね。なんだかんだで『岸辺のアルバム』は良かったです。ＤＶＤでまとめて観るとよいです。

というわけで、版権持ってる東宝さん、『三四郎』、お願いします～。

＜以前書いた関連記事＞

・『岸辺のアルバム』　（山田太一脚本）
・あんまり暑いんで、『雪国』の話。（映画『雪国』に八千草薫が出ています。）
・「生きている小平次」をめぐって。
・＜訃報＞　映画監督　谷口千吉（注：八千草薫の旦那さんです。）
・八千草薫主演　『蝶々夫人』（１９５５）

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	やすらぎの郷(下) 第91話~第130話
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