切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

ついに「カーネーション」を全話観る。

2015-06-28 23:59:59 | TVピープル
バカですね。やることあるのに、手につかず、とうとう土曜の朝に全話観終わりました。簡単な感想のみ。

戦前から戦後の混乱期ぐらいまでがこの作品のピークかと思いきや、三人娘中心になってからもテンションが落ちず、主役が尾野真千子から夏木マリに代わってからもよかったですね。

これには川崎亜沙美の怪演がだいぶ貢献していると思います。というか、わたし、大した女優だなと思ってたら、あとで女子プロレスラーだと知り、二度びっくり。昔の女優でいうと、吉村実子とか沖山秀子以来のインパクトだと思いました。

あと、夏木マリ編では、なんといっても江波杏子。最近ではNHKの「かぶき者慶次」の藤竜也の奥方役もよかったけど、存在感ありました。

で、とはいえ、とはいえ、尾野真千子編。

不倫のくだりは、もうちょっと突っ込むのかなと思いきや、美しく処理されているとは思いました。実話の方はもっとエグイ話のようですし、これをまんまやっちゃったら、相手のあることだから、多少問題になったんじゃないですか。小篠綾子さんの本なんか読むと、結構生々しい感じですから、朝の番組じゃなくなっちゃうしね~。

で、娘時代から中高年まで違和感なく演じきれちゃうのは、並みの若手女優では無理だったでしょう。中高年になってからもよかったです、このひと。

あと、わき役だと、わたしが好きだったのは、十朱幸代のおばあちゃんが可愛くて。他だと、意外にも芝居に無理がなかった田丸麻紀。尾野真千子編の最後の方で糸子を叱るよいセリフをらってましたし。

あと、男では小林薫のお父さんと勘助ですね。ほっしやん。の役はいかにもなんで、わたしはそんなに・・・。

というわけで、随分楽しみました。しかし、朝ドラ一気鑑賞はさすがにパンチドランカー状態になりますね。しばらくボーっとしてましたから。

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