ブログリッチョ

スタジオベトリッチョのガラスデザイナー、フミコリッチョの日記

La zuppa di cozze!

2007-06-11 22:01:27 | イタリア*料理*
2年間の留学を終えて帰国する前、日本から迎えに来てくれた旦那さんと約2ヶ月間イタリア縦断旅行をしたんです。レンタカー(↓これです。FIAT PUNTOくん)にテントを積んで、各地のキャンプ場に寝泊まりしてました。



その時の思い出の味の一つと言えば、la zuppa di cozze(ムール貝のスープ)です。

初めに食べたのはSiroloというアドリア海沿いの小さな町のレストランDa Silvioでした。日本ではパエリアに飾りのように入っているものしか食べたことがなかったムール貝。正直言って、美味しいという印象はありませんでした。でもそのレストランで食べてみると、あまりの美味しさに感激!! プリプリとした触感と独特の風味と味わいがありました。

すぐ地元の人に作り方を聞きました。でもあまりに簡単だったのでちょっと半信半疑だったのですが、数日後に作ってみてびっくり。お店で食べた時と完璧に同じ味でした!! それからは旅の定番料理となり、スーパーで1kg入りのcozzeを買ってきてはキャンプ場で作って食べていました。

日本に帰ってきてからはvongole(アサリ)で作ることが多かったのですが、今回は宮城県産の大きなムール貝が手に入ったので、2年降りに作ってみました♪



☆ムール貝のスープ作り方(2人前)☆
材料:ムール貝 500g、白ワイン 200cc、ニンニク 1かけ、無塩バター 10g、レモン 好きなだけ、フランスパン 適量、オリーブオイル 適量

1.ムール貝をよく洗い、下に生えているヒゲを抜き、カラに付いている汚れをたわしなどで落とします。
2.鍋にオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れて弱火でじっくり香りをひきだします。
3.ニンニクがキツネ色になったら、中火にしてムール貝と白ワインを加えて蓋をします。
4.貝が開いたら火を止め、無塩バターを入れて溶かし全体になじませます。
5.器に盛り、くし切りにしたレモンとフランスパンを添えて出来上がりです。

レモンを絞って身を食べると、バターとレモンの香りがムール貝のくせのある味と香りを引き立てます。スープはフランスパンに漬けて食べます。

今回のム-ル貝は、くせのないマイルドな味でした。日本産はこういう味なのかな? でもやっぱり美味しい!! 身が大きくて食べごたえがありました。

アサリで作っても美味しくできます。本当に簡単にできるので是非作ってみてください♪

ちなみに、お皿に残ったパスタのソースなどをパンのかけらで綺麗にしながら食べることをscarpetta(直訳は小さい靴)と言います。あまりお行儀は良くないようですが、家庭や食堂などでは美味しかったと言う意味にとられて喜ばれます。

我が家では必ずscarpettaしてます♪

A presto!

フミコリッチョのガラス工房 → studio vetriccio


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思い出 (とまと)
2007-06-14 11:02:12
ムール貝のスープをみると、ベルギーに行った時の事を思い出します。
ムール貝のスープって美味いよねー。
私も大好き。
ベルギーでは、白ワインの代わりにベルギービールを使ってました。

日本は美味しい魚介類が食べることができていいね。

返信する
CA からです。 ( D)
2007-06-20 13:02:59
I_'M D. 作ったガラスがすごかった。親切にしてくれてありがとう。大ちゃんは元気ですか?また遊びに行きます。
返信する
カリフォルニアから (D)
2007-06-20 13:06:38
色々お世話になりました。また遊びに行かせてください。今度は。焼酎を飲みたいです。
また、会いたいです。
美味しい料理をまた食べたいです。

返信する