U-11トレーニングマッチvs津田FC

2018-05-20 22:00:00 | ゲーム

津田FCは三重県の強豪チームの1つだけあって、とてもいいチームだった。攻守の切替えが速く、文字通りのパス&ゴーで前へ動く。サイドの裏のスペースにMFやSBがどんどんスピードに乗ったドリブルで入ってくる。球際も強くシュートも積極的に打ってくる。VAMOSの守りが特に良かったわけでもないので、15分×7本で失点が2というのが信じられないくらい。

 

VAMOSは良くなかった。プレーの幅が狭い。全員の視野角が30度しかない感じ。FWは相手にお付き合いしてひたすら前へ突っ込んでいく。MFは前へばかりパスをだして奪われる。ミーティングで「相手の良いところをださせないようにプレーすることが必要」という話をしたにも関わらず、前へ後ろへと相手の得意なプレーの応酬をする。

 

DFは守りから攻めに切り替わった時にパスコースを作ったりラインを上げないで止まっている。MFはボールをもらいにいかない。(MFはゲームを作ったりコントロールするのが役目!) FWは目的も選択肢ももたずに独りで突っ込んでいくだけ。

 

普段の練習で6年生と一緒にやっている成果がまったくない。ボールをつないで攻めたり、サイドチェンジをしたり、攻めに変化をつけたりしようとしない。いかに練習の時は6年生まかせで、何も考えずにやっているかよくわかる。

 

<今日のゲームからでた課題>

全員がボールに関わりながら『プレー』をすること。ボールの近くの選手はもちろん逆サイドの選手もボールより後ろの選手も、(ただ突っ立ってボールをみているだけでなく)次の展開を予測して、ポジションをとったり動いたりしないといけない。

 自分たちの良いところを出すように『プレー』すること。まだチームとしては個性も特長もないが、自分の特長を出そうとか仲間の個性を生かそうという狙いのあるプレーはほぼない。(1人1人の個性が生きたゲームをしないとVAMOSではない。)

 ボールを大切にしながら『プレー』すること。ボールコントロールの基本は、『相手に奪われないところにボールを置く』。ボールを宝物だと思って(身体を張って)守らないといけないし、奪われたら必死になって取り返さないといけない。

 

 

 

 

 

 

 


U-11の成長

2018-05-19 23:45:00 | ジュニア

今日の練習ゲームの最後にU-12vsU-11のゲームを行った。15分1本で0-1。攻められっぱなしで何点もとられ、パスを2本つなぐことさえできなかった頃に比べると雲泥の差。

 

ゲーム中U-11には、①MFの選手をマークすること。②後ろを向いた選手から離れないこと。③抜かれてもついていくこと。④ボールを後ろへ下げたらラインをあげることをうるさく言った。

 

判断が速くなり、プレッシャーの中でパスをつなぐことができていたが、①守りのポジションから、すぐパスをもらうポジションに動けない。②スペースに走りこむ動きがない。③直線的に前へボールを運ぼうとしてプレーを苦しくするため、いい攻めにつながることは少なかった。

 

U-11全体でみると成長しているのは確かだけど、基本技術がしっかり していない選手が多い。タッチが雑な上、いい加減なプレーで簡単にボールを失なう。


まだまだ足りないものは多いが、チームとしてのベースがみえてきた。今日の最後のゲームに使われなかった選手は何が足りないか考え、より一層の努力をして欲しい。

 

 

 

 

 

 

 


県トレセン

2018-05-15 18:30:00 | ゲーム

県トレセンの選考会の結果がきた。VAMOSからはU-12から4人とU-11から1人の計5人が選ばれた。

 

結果をみて(選考の難しさは理解しているが)「何をみてるんだろう」と思う。U-12ではVAMOSで去年から試合に出ている選手や守りの中心選手が選ばれていない。今年のU-12で使えそうなU-11の選手も選ばれていない。他のチームにはよほどスゴい選手が多いのか?

 

長く指導者をやってきて、選手やプレーを見る目はけっこうあると思っている。というか、それが自分の良さだと思っている。

 

自分ならプレッシャーの中や高いレベルの相手にプレーできる選手を選ぶ。小さくてスピードがなくても、大きい選手や速い選手に対してうまさが出せる選手を選ぶ。足先の技術だけでなく判断力と対応力が身に付いている選手を選ぶ。


市トレレベルで20人選んで試合をしたら、レベルが低い選手や守りができない選手がたくさんいる。そういう選手を相手にして、「スピードがある」とか「ドリブルで抜ける」とかの¨わかりやすく¨目立つ選手が選ばれていく。


ジュニアユースをみている頃は、県TCのスタッフがクラブトレセンの選考会や公式戦を見に来て選んでいくこともあった。少なくとも、各地区トレセンスタッフの意見を聞けるようなシステムにしないと、1日数試合のゲームだけで200人近い人数からは選べない。


県トレセンの選考方法だけでなく、1ヶ月2回のナイター練習とマッチデーの活動で2,500円!の費用がかかるトレセン活動も含めて、改良の余地がたくさんある。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


U-12 vs U-13

2018-05-13 18:00:00 | ジュニア

小雨の中、浄水グランドでU-13(中1)とトレーニングマッチを行った。20分×2本の予定でスタートしたが、途中で20分×1、15分×2に変更した。

 

個人能力と技術で上回るU-13を相手に、100%の力で戦えた。1本目が今のベスト。相手もレギュラー11人からの8人。逆襲(オフサイド気味だった)から単独で持ち込まれて1点を失なったのでスコアは0-1だが、20分を通しての内容ではU-12が攻めていた。

 

2本目は1-2。3本目は1-1。1本ごとに元気な選手が出てくるU-13に対して、10人の6年生を全員交代させながらの結果だと考えれば十分。

 

判断の速さに加え、攻守の切替えの速さと守りの厳しさでもU‐12の方が上回っていた。パスもしっかりつないで攻めることができ、シュートシーンも多かった。崩しのところでのパスの精度とタイミングが少しずれたり、シュートをあわてたりしてゴールにはならなかったのが残念。

 

大きくて反応がいいGKが少年用ゴールを守るとなかなかゴールは奪えないが、J下部のGKはあれくらいが普通。そう考えると、もう少し工夫があってもよかった。

 

大きなGKなら低いシュートを打つ、タイミングを外したシュートで足元やまたの間を狙う、スリッピーなピッチならゴロの強い低いシュートを打ちこぼれ球を狙う、反応が良いならサイドからのクロスを中(逆)で合わせるというような狙いやイメージは必要。

 

今日のU-13とのゲームのように、まず守りを一生懸命やらないといけないゲームが少ないのでいい経験になった。

 

攻めている時の守りの準備(コーチングやポジションの修正)がない、バイタルエリアでのプレーの精度が低い、シュートの技術やドリブルで突破する力が足りないなどの課題はあるが、U-13相手にこれだけやれたのは自信になったと思う。

 

 

 

 

 

 

 


井上語録

2018-05-10 10:00:00 | サッカー全般

たくさんあるが、特に自分の心に残っているもの。


『敵がいるから面白い』

『自分で判断できるから楽しい』

『戦術とは戦う術(すべ)である』

『技術は道具』

『サッカーは戦争だ』

 

サッカーの本質をついているものばかりで、自分の指導の原点と言っていい。

 

(サッカーの本質がわかっている)井上の指導をジュニアから受けた選手が、日本サッカーの黄金世代の年にクラブジュニアユースで全国優勝した。

 

サッカーは常に進歩して変わり続ける。世界のトップレベルの戦術や監督について勉強しているが、サッカーの本質や基本は変わらない。


サッカーは世界を舞台にできる。将来、VAMOS出身の選手が世界で活躍できるように指導していきたい。