率直に言うと、つまらない。前途多難。ウクライナ強いな。
ワールドカップには出られないマリとウクライナと対戦して1-1と1-2。勝ち癖をつけるために「強くない国を選んだ」らしいが、自信をなくすだけの結果になった。ワールドカップ出場国に「強化のための対戦相手として選んでもらえない」からではないのかと思えてくる。
圧倒的に個の力が足りない。フィジカルはもちろん、技術、判断力、寄せの速さ、競り合いの強さ、ボールへの執着心。すべてが足りない。
1対1がベースの守りで簡単にやられ、どんどん崩されていく。個の能力が高い選手だと2人で挟んでも、3人で囲んでも突破される。前から取りに行っても取れず、サイドの高い位置に起点を作られて押し込まれる。ウクライナのミドルパスやロングパスの精度の高さとチーム戦術の洗練度ばかりが目に付く。
攻めでも突破どころか、前線の選手はまともにパスを受けさせてもらえない。パスのスピード、精度がウクライナと比べて低い。つなぎや組み立てにも差があり、単純な縦パスばかりでチャンスが作れない。FWはシュートが打てない。
メンバーにはコンビネーションやある程度のオートマティックさは必要。それを考えると最終予選を戦ったメンバーを中心にレギュラーは決まっていて、このゲームは単にオプション探しなんだろうと思う。(アピールできたのは中島くらいか?)
高い位置でボールを奪ってショートカウンターができるほど守備力がなく、ゴールを奪いきるだけの攻撃力がないことが証明されたと思うがメンバーが変わればできるのだろうか?(所属チームで試合に出ていない選手や、昨シーズンほど活躍していない選手は多いし)
今のままだとワールドカップの本番でも期待できない。戦術家といわれるハリルが魔法使いのようにチームを変えて勝利に導いてくれること、すなはち『奇跡!』を信じて応援しようかな………はぁー。