飼主は京都の、懐石 瓢樹で食事をしております。
この涼しげな器は何でしょう。

中身は、蓴菜とろろです。
ジュンサイに出汁、とろろを加えて冷たい汁物になっています。

演出も凝っています。
器にアジサイの描かれた紙をかけて、涼しげに濡らしてありますが
気分でやってるわけではないのです。

この器の紙を取り除くと

膾。目板鰈の散り造り、だそうです。
造りを覆うのと、涼味を演出するのと、刺身が乾かないようにする
目的がちゃんとあるわけです。

こういうのを楽しめる客として扱ってもらえていること自体光栄です。
造りの身の筋までデザインしたようにきれいです。

碗。
春慶の折敷に同じ漆の黒。

これもまた器が見事なので、上からも撮影。

中はアイナメだそうです。
【どれも見事です】

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