クルシャの天地

ラガマフィン(猫)のクルシャ君。飼主はあらゆる秘密を彼に伝授する。

自分の夢を見せてくる猫

2020年08月07日 | クル者拒まず



前回、クルシャ君はこの夏の夏至エクリプスを経て後
飼主の夢見に介入してくる技法をついに会得した
というお話をいたしました。

今回は、その仔細について、とはいっても話せる部分のみ
彼の魔法がどのようなものなのかといった普遍性についての指摘だけ
要に触れつつお話いたしましょう。










Dream a Little Dream of Me Vocal and Piano | Bonus 7 mins Piano Solo Improvisation Lullaby




Dream a Little Dream of Me

戦前に流行した名曲です。

演奏も曲調も最高のものを選びました。
歌詞も付いてます。

優雅で上品で且つ高い知性を伴う曲は、それ自体が魔法のようなものであります。


最初はささやかな愛する人への形容と求愛から始まるのですが、
この歌詞の語り手は、そこから急に異世界へと介入します。愛する人を
救うために、離れた場所から星を見上げつつ夜明けまで
「自分の夢を見るように」祈るわけです。
お休みを言って別れた後、外をうろつきながら。








まあ、当の「愛する人」が語り手の自己の夢への出現そのものを、何か
災いのようなものだと思ってしまうと、この魔法は成立しないわけであり
ますが、そんな条件を言い立てていると、そもそも歌が成立しなくなるので
野暮なことを言ってはなりません。










「君の夢の中に何があろうと、私の夢をちょっとは見てもらいたい」、これです。

意志と行動で、特定の誰かの夢を操ろうとしている。
恋でもしないと、そんなこと思いつかない。

しかし
これがクルシャ君が飼主に毎朝使ってくる、ふわふわの夢魔法なわけです。










飼主を起こしたいと思う時刻の、一時間ほど前から、素足をふわふわの
腹に当てて、爪を立てずに包み込むようにすると、飼主の夢が何やら
ふわふわになってしまいます。

なぜそれが分かるのか、クルシャ君の長年の観察による結論、としか
言い様がありません。









飼主の夢は外からでも見えるんですよ。




愛すべき価値ある者に愛される、これが飼主の人生の目標でした。
達成したようです。ありがとうクルシャ君。





 
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夢をふわふわにしてくる猫

2020年08月05日 | クル者拒まず



8歳になったクルシャ君は、この夏、新しい行動を身に付けました。
それが、猫の生存拡張の枠内にある行動なのかどうか、最早分からない
地平に到達しています。








クルシャ君は夏になってから、朝のおやつと夜のおやつ、二回のおやつのうち
朝の分を療養食の缶詰からちゅーるに変更されました。
夜のおやつはちゅーるなので、日に二回ちゅーるを貰うことになります。
水分補給にもなるし、缶詰の分け与えについては、気温の高い夏の時期
なので不適当だと飼主が判断したからでもありますが、まあちゅーる大好き
みたいで良かったな、と。











朝のちゅーるについては、早めに貰いたいクルシャ君です。
条件としては、飼主が寝床から立ったら、すぐ貰えるということを
クルシャ君は知っています。

夏至のエクリプスの頃まで、クルシャ君は前夜の疲労困憊の為に
泥となって眠っている飼主を起こそうとして、散々な嫌がらせに
励んでおりました。そう、それは我々が出会った時からずっと同じ
でした。










毎朝、飼主の寝床にやってきては、首を踏んだり顔に座ったり、足首に
歯を当てたりして、とにかく起こそうとしていたわけです。


こうした猫による起きがけへの奇襲行動は、よく報告されています。
実際、サオシュ様やウルタ君もやってましたからね。








しかし、クルシャ君はその先を飼主に見せてくれるようになるのです。

2020年の夏至の夜以降、クルシャ君は寝起き前の飼主の夢に介入して
飼主をふわふわの世界への関心へと誘うことによって、よりよく目覚めさせ
かつ、己の目的を達成する行動を身に付けることが出来ました。











その行動とは



寝起き前の夢見時。飼主の素足を自分の
ふわふわで包み込む、という猫的で優雅な
魔法です。




よく会得した。

次回、その仔細について報告いたします。




 
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八月に振り返る路傍の薊

2020年08月03日 | クル者拒まず



さすがに毎日毎晩伸び続けていると、クルシャ君の
放熱姿勢も慣れた風になってきましたね。








猫的には、仲良しに対して、こうしたつぶれ顔を見せる意味もあるんです
かね。「おまえのダレた、つぶれ顔など見たくない」と叱ってやるべきですか?


ローマ皇帝みたいに。誰だか忘れた。











姿勢を正して、綺麗な放熱姿勢。

末端まできれいに伸ばしながら、顔を傾けます。












仲良しに対しても、いつも綺麗な姿を見せる、猫的な礼儀だと思います。











飼主のヒトの姿をした仲良したちにしても、仲良しほど気の緩みや
姿に躊躇無く指摘を入れてくれますね。

髪の毛跳ねてるぞ、とかですね。





忠告はすぐ受け入れて直します。それは飼主が受け入れる個性だから
有り難いことを言って下さるわけで、「これが私なんだ。いじらないでくれ」
という御方もいるわけです。









いじって欲しくない個性の代表がこちら。

路傍で夏の初めに見かける薊ですね。
棘だらけであります。花言葉もノリメタンゲレみたいなこと書いてありましたね。









満開の咲き始め、最も美しい頃に出会えたようです。
もう10日もすれば、この薊も世界をふわふわにするために、種を作って
風を求めるようになるでしょう。

薊といえば、確か燕の都だったような。
薊だらけだったんですかね。

柳絮といい、薊といい、大陸もふわふわなんですな。









こちらはふわふわの親分。





 
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猫にカテキン、我に月桂樹

2020年08月01日 | クル者拒まず



この夏、クルシャ君は一日のちゅーる配給が2本になりました。


時間になると、催促に来ます。
日に2度。









春までは、缶詰を分けて朝に給餌していたのですが、さすがに
真夏だと日持ちしないので、ちゅーるに替えられたのです。



クルシャ君的には、既得権の維持なんだろうか、拡大なんだろうか?










機嫌は良いようなので、不満はないようですが。


ちゅーるにしても、カテキン入りを選んでおりますよ。
とにかく種類があるのでありがたい。
これで、猫にとって大切な歯の管理もできてしまいますよね。










乱れに乱れた始末。

狼藉と言って良い。



今年の年頭から、飼主は口内の消毒・去痰薬として月桂樹の葉
を服用してますね。









猫ちゅーるのカテキンみたいなものですか。

民間ハーブ服用なので医療でも何でも無いわけですが
月桂樹の香りに馴れると、割とすっきりしますね。










クルシャ君の狼藉も、綺麗にしておきましたよ。






 
 
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鳶と烏が河原で争うのを見ていると面白い

2020年07月30日 | クル者拒まず



7月の初旬までに、夜中の不如帰の声がしなくなりました。
代わりにオナガやヒヨドリが鳴いてます、昼間ですね。
たまに呑気なキジバトも鳴いてます。







こうやって飛ぶんですかね?


クルシャ君は空を飛ばない方が良いね。


彼らの陣取りを見ていると、本当に面白い。











おもちゃまみれになって、転がっていられるくらい幸せな瞬間は
多分、京の河原の空には無いんだろうね。


北大路あたりの河原でいつも鳶と烏が陣取りしてますよ。

奇襲、連携、威嚇、くらいの繰り返しですから兵法というほどの
ものではないけれども、争いの全貌が常に見えるのでこれが
目に留まってしまうと飽きずにずっと見てしまう。









偶然かもしれませんが、ひとつだけ、彼らの争いの中に兵法らしきものも
あったことはありました。

攻め手が、烏二羽
守り手が、鳶二羽
で争っている場面で、烏がどうも自分たちの営巣地の近くに出来た
鳶の拠点を破却したいということで、まず攻めこむ。

一羽の烏が
鳶拠点の枝に乗り込むことに成功する。
そこへ直ちに、侵入烏に見えないように潜んでいた鳶が
うっかり乗り込んだ侵入烏を急襲して追い出す。
慌てて逃げ出した侵入烏が別のもう一羽と連携する前に
上空を回っていたもう一羽の鳶が急降下して
慌てて逃げている無防備な侵入烏の羽を三枚くらい
散らしてましたね。

このシークエンスなんですが、兵法で言うところの



空城


じゃありませんかね。









あ、意識が無い。



また聞いてないんだから。

そういえば「さるかに合戦」も似たようなものだった
ような気がする。










戦術として合ってる。戦術を無視して、大敵を負かすのは桃太郎と
ミュンヒハウゼンくらいですかね、インド映画はそんな話ばかりですね。

そして、猫は
シニアになると、可愛いだけじゃなくなるんですよね。






 
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冷蔵庫の袴を外す猫

2020年07月28日 | クル者拒まず


同じ状況で写真を何枚も撮ってしまいましたので
同じような姿のクルシャ君が続いておりますが、
話題は毎度違うので、そのへんを勘案頂いた上
何卒寛容な態度で閲覧願いたい。







夏になりますと、氷を消費いたします。


暑いので、飲み物に入れたりするわけです。
それで氷を造るのは、冷蔵庫のお仕事なわけです。
秋から冬にかけては、製氷機も休んでおりますが
今時分にもなれば、よく働くのです。










台所の脇にある冷蔵庫が氷を造って溜めるときに、何と無く
ガラガラ音がします。

その音をクルシャ君が聞き逃さない。











製氷機が氷を溜める度に、クルシャ君は冷蔵庫の奥に何か敵でも
潜んでいるのだろうと決めてかかって、戦いを挑むことになります。


毎年の事なのですが、もののあはれに感じていながら、このクルシャ君の
夏特有の行動を話題にしてはおりませんでした。









もののあはれを表現する猫


この時期は、毎年祇園祭の山鉾の写真で記事が埋まっていたような
気がいたしますが、皆様ご存知のようにアレがアレになったなもので
なかなかアレなわけであります。










とにかく、飼主がリビング辺りに居ますと、冷蔵庫と戦いたくなるらしい。
猫の男の子の場合、十分に成長いたしますと、このように身内を守る行動
を示威することでなんとなく存在感を高めようとするようになります。

サオシュ様にはそういうところが見られました。

異音がすると、一声唸ってから音がした方に偵察に行ってました。










その異音を夏に限って出す、怪しからん冷蔵庫に対して、クルシャ君が
主にやっていることが、


冷蔵庫の袴外し


なんであります。


まあ、二十分くらいじっくり、真剣に集中して冷蔵庫を成敗してますよ。

おいやめろ、と声を掛けてももう全か無か行動の切掛を得たものだから
止めはしない。

外し終わると、良い感じに落ち着きます。





 
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ベッドのアールを試す猫

2020年07月26日 | クル者拒まず


クルシャ君のために新規投入したベッドと、それを愉しんで
いるクルシャ君の様子をしばらくご紹介しております。









シルバーでよく転がっているのは、君と佐竹県知事のところのミール君
くらいだろう。









起きた?

前言を訂正します。
どんな猫でも、よく転がってると思います。









クルシャ君の姿勢は、ベッドのアール(曲線)に体側を沿わせた結果です。

彼は意図的にやってます。

これまで何度か、クルシャ君が影を真似たり、居場所の囲いを意識した
体勢を取っているところをご紹介してきましたね。










こうした体勢指示がありますと、何も考えずに従うのがクルシャ君です。








そして、割と実現できてしまう。








いろんな部分をアールに重ねていますが、面白いのかどうかは
分かりません。

不愉快では無いらしい。







しばらくして見に行くと、自分と似た色のふわふわのおもちゃを
持ち込んで抱いてました。






 
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犬用ベッドを広々と使う猫

2020年07月24日 | クル者拒まず



前回の続きです。
居所が無いために、バッグに潜ったり、箪笥の抽斗を開けて
潜ったりしていたクルシャ君を不憫に思った飼主は、クルシャ君
のために涼しげなベッドをひとつ用意しました。








すっかり犬用だと思っていたら、クッションの図柄の犬だらけの
中心に、猫が一匹いるようですね。


安心だよクルシャ君。

このベッドはどうやら兼用だ。









気持ちよさげで良かった。










君の好きなおもちゃもひとつふたつ、ベッドの端に置いておきましょう。












充たされてますね。


もう飼主のアキレス腱に噛みついたりしませんか?











この日は、しばらくこうして、喜んでいました。












満足したので、このまま眠るようです。


おやすみ。





 
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クルシャ君専用ベッド五つ目

2020年07月22日 | クル者拒まず



先月あたり、二階和室にある箪笥の引き出しを開けて
ベッドにしていたクルシャ君を見まして、どうもこのあたりで
寛ぎたいようだとクルシャ君の心を推し量った飼主は
新しい猫用ベッドを、箪笥の前に置きました。






気に入ってくれたようです。


クルシャ君専用ベッド五つ目(犬用)








付属のクッションに犬の絵柄が入っているから犬用に違いない。

きっと小型犬用なのでしょう。








これで箪笥の抽斗開けて、潜り込まれることがなくなるでしょう。


あらゆる場所に、居場所を確保しています。
それでクルシャ君用のベッドが五つ目になりました。









今は初日なので、こうして居心地を確かめているところみたいですね。









次回、クルシャ君の感想をお届けできるものと思いますよ。





 
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ダブルフェイス猫、真夏にモテ始める

2020年07月20日 | クル者拒まず



猫の世界の掟としては、顔が大きいほど強い。
そのへんは、残念ながら鮫と同じです。








しかし、猫に必要なのは顎の力だけではありません。
ヒトに必要なのが膂力だけではないのと同じ。








前回、「鏡の使い途を工夫しよう」と飼主が言ったので、工夫した。

正対を、横並びに出来た。











ツーフェイスな自分も悪くないとちょっと思っていますか?











想像の中だけでも、大顔でいたい。
いけませんか?



ちょっと言い過ぎたかな。謝ります。

実は、君は近所の女の子達のうわさであり、人気者なのです。











モテない虚弱猫的なことを言ってましたよね?



君を外に出すわけにはいかないからです。どんなことがあっても
飼主は君が外に興味を持つように仕向けられないからです。

理由は言いましたよ。方針は変わりません。
理解できるならば、この後本当の話をします。


聞きますか?










ショックを受けながら、真実に対する心理的反応の第一段階。

放心する。













第二段階


疑う、または真実と戦う。


猫の匂いは、外猫が自由に探索できます。クルシャ君の匂いも
外に漏れているのです。昔サオシュ様と暮らしていたときには、
毎晩そのへんの強い猫が門前までやってきて、おわおわ鳴いて
ました。サオシュ様は気にしてませんでした。大体、雄猫のところ
へは雄猫が寄ってくるのですが。











飼主がゴミ出しに出る深夜過ぎ、ドア前に、匂いを嗅いでいる女の子(猫)がいました。

飼主が近寄ると、すっと離れてから立ち止まり、猫の直立姿勢で長い尻尾の先を
揃えた前脚に回して、こちらを見返してくる。


逃げない訳は「ここにイケてる兄さんが居るのね。知ってるの」ってことらしい。
また別の深夜、別の女の子が君を探しに来ていたこともあるのです。









第三段階

真実に溺れる。

不思議な実力を知って、有頂天になるが、その姿は君の中で
出来たニセモノだ。鏡像に等しい。あまり溺れないように。











クルシャ君も、ドアの外にいる猫の気配は分かるようで、夜中に
玄関あたりにいることが多くなりました。




 
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