出勤途上、名古屋市北区「名城公園」に車を停めました。
時刻は8時少し前。
この時期のこの時間帯は朝日がまだ低い位置にあり、
公園の木々が、地面に長い影を落としている中を歩くのが好きです。
名古屋地方は今朝も冷え込みが厳しく、
霜が白く着いたベンチに、
こんなものを見つけました。
そう、公園に住むネコの足跡です。
ぷっくらと柔らかく温かそうな肉球が霜を溶かし、はっきり跡を残しているところが、
余計に憐れを誘いませんか?
――などと思いながらシャッターを切っていたその時でした。
「ミャ~~」。
気配を感じて足元を見下ろすと――、
一匹の野良ネコが、
私のズボンに、身体をすり寄せていました。
名前は知りませんが、よく見かける一匹です。
でも、普段は近づくと逃げる彼?が、
今朝は自分から身を寄せてきたのは、それだけ、寒さが身に堪えたからでしょうか。
私は「イヌ派」で、ネコはどちらかといえば苦手なのですが、
今朝ばかりは愛おしく思い、しゃがみ込んで頭を撫でてやっていると――、
いつの間にか「順番待ち」?
それとも、
たまたま彼らの「朝礼」の集合時刻だったのでしょうか。
そんな冷え込みが厳しかった今朝の「名城公園」にも、ほら――
桜が咲いています。
「霜月桜と言うんだよ、11月頃から咲き始めるからね」
と教えてくれたのは、
いつもこの木の付近でネコたちの面倒を見ている、私と同年配と思(おぼ)しき「公園の住人」でした。
「この時期の桜も、いいものだよね。見ていると、気持ちが少し暖かくなるからさ」
と彼は続けながら、照れ臭そうに笑っていました、抜けた2本の前歯を手で隠すようにしながら。
今朝は、その彼の姿を見かけませんでしたが。
たしかに、
寒風にめげずこうして花を咲かせる桜の花や、
そしてその向こうに
西の空への家路を急ぐ白い半月を見かけるのも、朝の公園らしい清々しい光景で、
だから私は、
毎朝の「名城公園」参りを、
やめられないのです。
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時刻は8時少し前。
この時期のこの時間帯は朝日がまだ低い位置にあり、
公園の木々が、地面に長い影を落としている中を歩くのが好きです。
名古屋地方は今朝も冷え込みが厳しく、
霜が白く着いたベンチに、
こんなものを見つけました。
そう、公園に住むネコの足跡です。
ぷっくらと柔らかく温かそうな肉球が霜を溶かし、はっきり跡を残しているところが、
余計に憐れを誘いませんか?
――などと思いながらシャッターを切っていたその時でした。
「ミャ~~」。
気配を感じて足元を見下ろすと――、
一匹の野良ネコが、
私のズボンに、身体をすり寄せていました。
名前は知りませんが、よく見かける一匹です。
でも、普段は近づくと逃げる彼?が、
今朝は自分から身を寄せてきたのは、それだけ、寒さが身に堪えたからでしょうか。
私は「イヌ派」で、ネコはどちらかといえば苦手なのですが、
今朝ばかりは愛おしく思い、しゃがみ込んで頭を撫でてやっていると――、
いつの間にか「順番待ち」?
それとも、
たまたま彼らの「朝礼」の集合時刻だったのでしょうか。
そんな冷え込みが厳しかった今朝の「名城公園」にも、ほら――
桜が咲いています。
「霜月桜と言うんだよ、11月頃から咲き始めるからね」
と教えてくれたのは、
いつもこの木の付近でネコたちの面倒を見ている、私と同年配と思(おぼ)しき「公園の住人」でした。
「この時期の桜も、いいものだよね。見ていると、気持ちが少し暖かくなるからさ」
と彼は続けながら、照れ臭そうに笑っていました、抜けた2本の前歯を手で隠すようにしながら。
今朝は、その彼の姿を見かけませんでしたが。
たしかに、
寒風にめげずこうして花を咲かせる桜の花や、
そしてその向こうに
西の空への家路を急ぐ白い半月を見かけるのも、朝の公園らしい清々しい光景で、
だから私は、
毎朝の「名城公園」参りを、
やめられないのです。
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相変わらず、uwanosora443さんのお写真は
ほっとできる安らぎの場所です
ありがとうございます
朝日と、公園の木々の長い影・・・
これまたいいお写真ですね
なんて幸せなんでしょう。
黒のビジネスシューズじゃないのに妙に納得(笑)
私に「芸術写真」は到底無理。目に止まった物に素直にカメラを向けているだけです。
霜月桜の呼び名は、私も知りませんでした。
思いがけない人から、思いがけないことを教えていただく――それも生きているが故の楽しさですよね。
実は黒いビジネスシューズが嫌いで、礼服用以外には持っていません。「サラリーマン」に、このトシになってもまだ成り切れていないんでしょうね、服装も気持ちも。
文字通り「足元」を見られてしまったようです。
名古屋名物の『ういろう』。
さくら味ってのがありまして、uwanosora443さんの写真を見てると思わず
また、ういろうに手が伸びてしまいそうになるmori-kumaでした
それでもたくましく生きている。人間の身勝手で捨てられた猫たちだ。
私は久しく食べていませんが。