この表現を知っている日本人は、今はもう、少なくなっているだろう。
正確かどうか知らないが、遊郭「吉原」の大通りを、登楼せず、冷やかして回る連中のことをさしていたのでは無いかと思う。
それにしても、この場合、他の鳥や獣ではなく、なぜスズメなのかが引っ掛かっていた。ところが最近、自然豊かな町、松江に来て、はたと気づくことがあった。
水辺に生えるアシ、あれを別名ヨシともいう、つまりヨシとアシが同じも . . . 本文を読む
フィギュアスケートなどでよく耳にするこの表現はどういう意味か?
1.難度が高い=難しい はすぐわかる。次に
2.易度が高いという用法は聞いたことがないが、しいて「易しい」とする。
「難易度が高い」とは、「難しく同時に易しい」ということか?
そんなことは普通ありえない。
あっさりと「難しい」でいいところを、賢そうに言うから間違える。
ここで思い出すのは、もう十何年前になるだろう、樋口可南子が婚 . . . 本文を読む
このあたりでは聞きなれない名詞によく出会う。
例の「カンド」さんは「神門」さんだと分った。よく見ると看板にあった。
その近くに 売豆紀(メツキ)神社もある。
似た音で「目次」と言う姓もあり、「メツギ」と発音する。
山陰線の江津と浜田の間の駅で「敬川」は「ウヤガワ」、「波子」が「ハシ」、「下府」は「シモコウ」だ。
漢字読み書きテストで難解地名に出題されたら、今ならもっと点が取れそうだ。
物持 . . . 本文を読む
もう長年、気になっていることがある。
それは「切り盛り」という表現が世の中に溢れていることだ。
「夫婦で店を切り盛りする」「美人女将が切り盛りする旅館」はよく聞く。
「切り盛り」は「新明快国語辞典」によると
①決まった分量の食べ物を人数に応じて程よく盛り付けること。
②収入の範囲内でうまく処理すること。「家計の切り盛り」などと使うが
企業の経営には、相応しくない。ここは本来「切り回し」ではないの . . . 本文を読む
すこし前の夕方、街をぶらついていたら、ある家の前で、お母さんらしい人が、
「あ、カンドさんだ!カンドさん、こんにちわって言いなさい」
すると、2~3歳の赤いワンピースを着た、眼のクリクリした女の子
が、一寸恥ずかしそうに「カンドさん、こんにちわ」。
あたりには誰もいないから、どうやら私のことらしい。さてどうしようか、人違いだと説明するか、無視して歩み去るか、カンドさんになりきって答えるか。
. . . 本文を読む
「マイ・フェア・レディ」の原作者バーナード・ショー(1856-1950)は、
痛快な言葉を残しています。
★「あなたが一番影響を受けた本は何ですか?」
「銀行の預金通帳です」
★自分が他人からしてもらいたいことは他人にするな。
他の人の趣味が自分と違うかもしれない。
★親であるということは一つの重要な職業だ。しかし、いまだかつて、
子供のためにこの職業の適性検査が行われたことはない。 . . . 本文を読む
週5日デイケア施設に通う義母が一枚の答案を持ち帰って、ニコニコ顔です。
日頃から、戦前の人は漢字能力が高いとは思っていましたが
義務教育しか受けていない、認知症の彼女が、学歴の高い同輩を差し置いて
漢字の読みで満点をとったそうです。
こういう記憶は、彼女の委縮した脳のどこに残されているのでしょう。
義母は大層ごきげんで、私たちにうなぎをご馳走してくれました。
下記がその問題です。一瞬「??」と思 . . . 本文を読む