加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

袴の着付けポイント、ぺこの抜歯

2008年03月05日 | 日々つれづれ
 今日は二十四節気でいう啓蟄ということで、冬ごもりの虫が這い出てくる日に当るそうですが、どうしてどうして、加賀の天気は雪でございます。それも、うっすら5センチくらい積もったほどの。春は遠い・・・


 今日はお客様が着物を見にご来店される予定だったため、学生服であふれかえっていたバックヤードを慌てて大掃除。二階から屏風も下ろして、これでオッケーと思っていたら、電話が入り急遽ご自宅にお伺いすることになりました。少し拍子抜けでしたが、お蔭様で部屋が片付いてよかったです


 こちらは、先日お取り寄せした宮崎名物のチーズ饅頭。宮崎ではいろいろなお店でチーズ饅頭を販売しているらしいのですが、こちらは清香堂さんのもの。清香堂さんは、機械を使わず、毎日朝手作りしているため一日500個限定販売だそうです。どれも中はクリームチーズですが、皮の種類がいろいろあります。
左より、黒胡麻・レギュラー・チョコ。(くるみもありましたが食べてしまいました
  

 こりゃ美味い~! 皮はほろっと口どけがよく、チーズもしつこくなくてほんのりした甘さです。

 コーヒーにもお茶にも合いそうで、ちょっとリピートしちゃいそう。チーズ好きにはたまりませぬ


 さて、卒業式シーズンに入り、袴の着付けの依頼が入るようになってきました
 ここで、袴の着付けポイントをいくつか押さえておこうと思います。


・胸元の補正はひかえめに(清楚さを演出)

・衣紋はあまり抜かない(若々しさの演出とともに、ヘアがダウンスタイルの場合衿を抜きすぎると衿の中に入ってしまうため)

・長襦袢のすそは短く、ふくらはぎ真ん中くらいに決める

・着物のすそは長襦袢より3センチほど長めに、袴を着けておじぎしたとき、後ろ姿の袴からすそが見えないように
 ブーツ着用の場合は袴丈も短くなるため、着物も短めのふくらはぎ真ん中くらいに合わせる→逆説的に、ご本人の身長より明らかに袴丈が短い場合は、足元をブーツにするとカバーできる、もしくは飾り帯板などを使用して帯を多めに出す

・着物の両脇の処理は丁寧に(袴の横から見えるため)

・帯を結ぶ前に袴丈を合わせてみて、結ぶ前位置の高さを確認すること

・帯は一文字に結ぶが、あまり横から見て高くなりすぎないように

・袴の前紐は後ろの一文字結びの上で交差してしめ、一度からげておくこと

・袴の後ろ中心と背中心が合うように注意し、後ろ紐は前紐にくぐらせて結ぶこと

・車の乗り降りの際などの着崩れが心配ならば、袴の後ろ中央にゴムひもをつけておき、後ろの交差した前紐部分に結んでおくと防げる


 大体ポイントはこんなところでしょうか。
 写真で説明しないとわかりづらかったかもしれませんが・・・今度余裕ができたら写真でコマ撮りしてみたいと思います。


 今日は夕方まで急ぎの直し物などが入り慌ただしかったのですが、少し落ち着いたのでぺこかかりつけの動物病院へ。ワクチン接種のためです。

 診察台でおびえるぺこ。ワクチンは、優しくてきれいな看護士さん二人に保定してもらい大丈夫だったのですが、この後にグラグラだった右奥歯を抜歯されることに・・・

 麻酔薬を歯茎にたらしてもらうのですが、これは苦いらしく、舌をぺろぺろさせて変な顔をするぺこ。薬が効かないといけないので少しだけ歯茎に刺して薬を注入しました。

 そして、いよいよミニペンチのようなもの登場。私も参加して押さえこみ、何度目かのトライで見事抜歯成功しました。意外と犬の歯って、根っこが長いのね。


 帰ってから痛がるかと心配しましたが、病院での経験は恐ろしすぎて記憶喪失になっているのか、店に戻れた喜びでいっぱいのようで、いつもとかわらずごはんも食べ、元気で安心しました
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