乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

笑えない!若者の奇妙な行動に 首を傾げる乱鳥

2009-01-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

(写真はイランのエスファハーン)

 

 

 先日、息子と 映画『感染列島』に行った際、少し気味が悪い思いをした。

 映画の内容ではない。

 

 劇場内は封切り当日というのに、がらがらに空いていた。

 私たち親子は中央ブロックの 通路よりの中央。

 息子は通路の定位置。

 空いていたので、私は指定席(つまり息子の席のとなり)から一席ずらせて 座っていた。

 

 開演5分前頃、薄い布地のリュックを背負った若者が入ってきた。

 かなりこちらを立ったまま凝視。

 ずっと見ているので、気に掛かる。

 もしや、彼の席を私が座っているのだろうか?

 不安は高まる。

 

 かなり長い間見つめているので、席を問うてみた。

 すると 

「いえ、席は13番です。」

 若者の席は数個左だという。

 すかさず 彼はたたみ込むようにいった。

「ここに座ってもいいですか?」

 それは私の真横の席だった。

 私は不振に思いながらも、

「どうぞ。」

と、微笑む。

 

 息子はすぐに私たち親子の真ん中に置いていた荷物を膝に抱え、私は、即座に息子の横に落ち着いた。

 いくら私がスマートな体型だといっても、精神的に息子の真横は窮屈な感じがする。(笑み)

 暫くすると、若者は自分の指定席に戻られた。

 どうやら、私たち親子できていることに、気がついてくれたらしい。

 

 映画が終わるなり、彼は足早に私たちの前を通り過ぎていかれた。

 結構真面目な若者だったらしく、私の前を通る際、

「どうも、すみませんでした。」

とお頭を下げていかれた。

 その行為がかえって私たち親子は度肝を抜かれた。

 

「どうも、すみませんでした。」

って、一体どういう事なんだろう・・・。

 多分、私を移動させたことか・・・。

 

 息子は、自分より少し年上の二十代学生だという。

「どうも、すみませんでした。」

の言葉には、息子も目が点。唖然としていた。

 

 息子が言うには、例え隣の席が指定席であったとしても、劇場ががらがらの場合は 他の人から少し離したいらしい。それはおばちゃんに限らず・・・というのが本音らしい。

 健全だ。納得する。

 

 もしかして、この映画を一人で見るのが怖かったのだろうか・・・。

 それとも、母上様に先立たれたかわいそうな若者なのだろうか・・・。

 結局 あの若者の真意は、今となってはわからない。

 それにしても、あの若者の言動は 映画以上に奇妙だったことを付け加えておく。

 

 

 

 そんなこんなで、映画の記録をつける気になれなかった。

 映画『感染列島』記録 ↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/65e0f5c8ee1d240348ccefff3349e3ee


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2 コメント

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Unknown (さち)
2009-01-26 08:28:47
笑ってしまいました。想像してます。どんな大学生だったのかな。
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ありがとうございます。 (さち 様^^)
2009-01-26 17:51:26
とても嬉しいです。

真面目そうな??学生さんだと思います^^
返信する

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