乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『カーブの向こう ユープケッチャ』 安部公房 著 新潮文庫   「チチンデラ・ヤバナ」「カーブの向こう」「ユープケッチャ」他 全9編

2021年09月22日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

  『カーブの向こう ユープケッチャ』

 

安部公房 著

1924-1993

 新潮文庫

1988.12 出版

320円

261ページ

 

 

    ごろつき

    手段

    探偵と彼

    月に飛んだノミの話

    完全映画

    チチンデラヤパナ

    カーブの向う

    子供部屋

    ユープケッチャ 全9編

 

 

 

「チチンデラ・ヤバナ」→ 「砂の女」
「カーブの向こう」  → 「燃え尽きた地図」
「ユープケッチャ」  → 「方舟さくら丸」
 
 懐かしい。興味深い。面白い。いや〜、実に面白い!!!
 
 
 
 
 安部公房独自の言葉の感覚が懐かしく、十代の頃への私へ誘ってくれる。
 例えば、「月に飛んだノミの話」に出てくるワンフレーズ。
 高校生の頃を中心に、こう云った言葉の面白さが好きだったんだと、懐かしく思う。
 

「月に飛んだノミの話」

 、、、私を見上げてにやりと笑った。どうも変だ。唇もなかれば、眼瞼(まぶた)もない彼に、笑ったるできるはずもないのだが、、、、。

「なあに、これがつまり、哲学的領域の笑いというやつさ」

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナワクチン2回目をうち3... | トップ | 『オスマン帝国外伝~愛と欲... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書全般(古典など以外の一般書)」カテゴリの最新記事