乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『秀吉の大仏造立 シリーズ権力者と仏教』『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』河内将芳

2016-12-02 | 読書全般(古典など以外の一般書)


 皆様、お久しぶりです。
 
 早いもので、もう、12月になりました。

 皆様、いかが、お過ごしでしょうか?

 わたくしは、相変わらず、本を読んだりお散歩をしたり、博物館に行ったり、能楽やお芝居を観る日々でございます。

 ただいま、中世の京都や戦国時代を研究されております、河内将芳先生の書物にはまっております^^

 この十日間で『秀吉の大仏造立 シリーズ権力者と仏教』と『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』を読み終え、ただいま、『中世京都の民衆と社会』の途中です。

『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』は、元京都生まれの京都育ち(ただいまは奈良)の私にとっては、楽しすぎ、懐かしすぎで、中世の京都を思い浮かべながら、三度、四度と読んでしまいました。(これ、図書館でお借りしたものなんですが…。)この本を手に取りながら、京都の町をゆっくりと歩きたいと、切に思いました。

 それにしても、懐かしい町名がいっぱい。

 奈良の古文書を読んでいると、町名などが出てくることがありますが、わたくしには見当もつかず、名字なのか町名なのか、また、なんと読むのかが皆目見当がつかない状態で、困ってしまいます。><

 しかし、京都は、(元)私の町です。町名を見るだけでも嬉しいのに、河内将芳先生のご本には、中世の様子まで詳しく書いてくださっています^^絵巻物の好きな私は、その内容を絵巻物の絵図のようなイメージで、思い巡らせて楽しんでいます。

 


 京都文化博物館の近くには弁慶石(笑)が鎮座しています。

 本書には『歴博甲本』の「へんけい石」(末の近くの弁慶石を重あげる男たちの絵)が載せられているが、その絵では、現在の原型石の形とは全く違い、丸い。
『臥雲日記禄(がうんにっきろく)』瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)僧都の日記(十一月六日条)には、十月「二十日ころ」、「山階(山科)」から「弁慶石」なる石が送られてきて、「南禅」寺の「門前」に置かれた云々と記されていた。

 弁慶^^そういえば一月松竹座で『勧進帳』があるなと、全く関係のないことを思い、一人ほくそ笑んだ。(アホやね!)

 
 

 ここ二ヶ月ほどで、いろいろな本を読んだが、河内将芳先生の本が面白かったので、題名だけでもと思い、記録することにした。




河内将芳先生著
『中世京都の民衆と社会』思文閣史学叢書、2000
『中世京都の都市と宗教』思文閣出版、2006
『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007
『秀吉の大仏造立 シリーズ権力者と仏教』法藏館、2008
『信長が見た戦国京都 -城塞に囲まれた異貌の都-』洋泉社 歴史新書y、2010
『祇園祭の中世 -室町・戦国期を中心に-』思文閣出版、2012
『日蓮宗と戦国京都』淡交社、2013
『歴史の旅 戦国時代の京都を歩く』吉川弘文館、2014
『絵画史料が語る祇園祭 戦国期祇園祭礼の様相』淡交社、2015
『落日の豊臣政権-秀吉の憂鬱、不穏な京都-』吉川弘文館、2016 



 他 気になる方々
   中村武生氏
   下坂守氏
   山路興造氏
   


 拙ブログに、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
 感謝いたしますm(_ _)m


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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-12-11 23:03:00
戦国時代の京都の旅ですか。
これは面白そうですね。^±^
そういえば、「YOUは何しに日本へ」という番組で、アメリカの女性だったか、永谷園のお茶漬けの浮世絵の位置を写真にする旅をしてた人がいましたよ。
京都の歴史の現地の写真もいいものですね。^±^ノ
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こんばんは (てくっぺさんへ from Rancho)
2016-12-14 00:20:04
はぁい。
戦国時代よりほんのわずか前の頃も面白いですね☆

日曜日、河内先生の講義を聞いて参りました^^v
なら中心のお話だったのですが、京都の史料も多いので、一部、比較されながらお話になっていました。
『東大寺縁起絵巻』下巻の光明皇后が◯◯患者を湯屋に入れ、直接背中を流しておられる絵があるのですが、その場面のお話にも触れられ、縁起絵巻の好きな私にとっては、有意義な時間を過ごすことができました。
湯屋の場面は印象深いお話の一つでしたので、大変うれしく感じました。
絵巻物や史料を鵜呑みにしてはいけない、自分の頭で考えて読まねばと、改めて感じました。
(湯屋の場面は、このブログでもご紹介したかもしれません^^???)
(確か京都国立博物館かあべのハルカスかどこかで、その場面も公開されたような気がしますが、8キルと断見できません…笑…泣)


浮世絵に基づく旅、面白そうですね^^


今日は、考古学(奈良時代 田辺先生)の授業を受けてきました。

色々な時代が面白いですが、夏以降、古文書で興福寺の一乗院学侶日記を読んでいますので、室町時代の本を手当たり次第読んでいます^^
その中で、河内先生の書物に出会うことができました。
河内先生の講演を聴くのは、今回で二度目です。


てくっぺさん
コメントをありがとうございます。
感謝感謝です*\(^o^)/*
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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-12-14 01:56:38
しかしもう12月ですよね。
早いものです。^±^
こちらは大雨ですが、週末はまた雪になるかもということで。
しかし11月に雪が降った時にはびっくりしましたよ。^±^;
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ほんとですね (てくっぺさんへ from Rancho)
2016-12-14 14:13:56
そちら関東では、季節外れの雪が、降りましたよね!!!
びっくりしました。

来週また雪が降るかもしれないのですか?!
大変だ〜〜〜!
てくっぺさん、お車など、気をつけてくださいね☆

暖かなコメントをありがとうございま〜す^^
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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-12-15 22:58:27
またまたこんばんはです。^±^ノ

京都は地名が多いですよね。^±^
なかには道路の敷地の身が地名になっている場所があるんですよね。
これを照らし合わせるのも、難しそうですね。^±^

あ、雪は降らない予報になったようです。^±^:
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地名 (やまとなでしこあん)
2016-12-17 10:31:03
いいお天気です!!お元気そうで何よりです。京都は最近なかなか行けないのですが、池坊展のチケットとお茶券をいただくチャンスがあり、高島屋と六角堂の隣の会館に行ってきました。来年池坊のお花と利休の関わりのある映画が見れるそうです。京都の地名が自在に頭の中に土地勘をもって思い浮かべれるのは素敵ですね!!
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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-12-21 23:41:50
そうそう、京都と言えば、うちのブログにも。
「ちょいとマップ」京都編もありました。^±^
http://tekukame.blog135.fc2.com/blog-entry-1500.html

こちらの「京都」からご覧ください。
といっても、一部だけですが。^±^;
あと、番地は書かれていませんでした。
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Unknown (てくっぺさんへ)
2016-12-27 09:55:08
コメントをありがとうございます。

クリスマスは、いかがお過ごしでしたか?

そうなんです。
京都にも、いろいろな地名が残っていて、昔の町の名前がそのまま残っているとか、面白いです。

町の作られ方も独特で、鉾に関係があったり^^

面白いのは御土居(囲み)に由来する地名や苗字の方もおられます^^

京都も、面白いです☆
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Unknown (やまとなでしこあんさんへ)
2016-12-27 10:02:14
おひさしぶりです*\(^o^)/*

今日はあいにく雨。
クリスマスは、いかがお過ごしでしたか?
あっという間に今年も終わり。
来年は、どのような計画を立てられていますか?
お互いに、楽しみながら、頑張って時間を充実させましょうね^^

池坊のお花ですか?
華やかですね。
祇園祭には、いつも、いけばな展がありますね。
華道は大変好きなので、もう一度習ってみたい。
いやいや、定期的に器とお花を買ってきて、自由に生けるのもいいですね。
私は、京都未生流を習っていました^^
近頃も、デパートで食器や器を眺めたり、気に入ったものを買い求めるのが楽しみの一つです。



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こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2016-12-31 03:11:55
あ、早いもので今年もとうとうあと1日ですね。^±^
うーん、1年は早いです。^±^;
Ranchoさん、今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。^±^
では、よいお年をお迎えくださいね。^±^ノ

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