乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

国立劇場 歌舞伎『義経千本桜』Aプロ 鳥居前・渡海屋・大物浦  よ! 音羽屋!! 

2020-04-23 | TVで 歌舞伎・能楽
【期間限定】国立劇場 歌舞伎『義経千本桜』Aプロ 鳥居前・渡海屋・大物浦
KABUKI “Yoshitsune Senbon Zakura” Program A

 尾上菊之助 
 中村鴈治郎
 他

 馴染みのある 歌舞伎の『義経千本桜』「鳥居前・渡海屋・大物浦」を見る。
 近海見たのは、コロナウイルスの影響で、流れてしまった国立劇場の『義経千本桜』を無観客で録画し、期間限定で公開していただいたもの。

 多少の覚えている台詞を役者気取りで言い回し、ウイルスなんて吹っ飛ばせ!!とばかりに手を叩き、TVに向かって大向こうをはってのウキウキ気分で、楽しんだ。
 また、仁左衛門丈などの他の役者の言い回しや仕草なども思い浮かべながら見たものだから、気分は相当傾(かぶ)ていたような^^

 菊之助さんはほんに良い役者となられたなぁ。
 表情といい声色といい…
          よ! 音羽屋!!     



 Bプロ「椎の木・小金吾討死・鮓屋」、Cプロ「道行初音旅・河連法眼館」は明日楽しむとしましょうっとv^^v


4/30まで
◉【 YouTube 国立劇場 歌舞伎『義経千本桜』Aプロ 鳥居前・渡海屋・大物浦 】
    https://www.youtube.com/watch?v=az2wWl4AY9U  1:40:22

◉【 YouTube 国立劇場 歌舞伎『義経千本桜』Bプロ 椎の木・小金吾討死・鮓屋 】
    https://www.youtube.com/watch?v=W3X0oNmbl2g  1:51:18

◉【 YouTube 国立劇場 歌舞伎『義経千本桜』Cプロ 道行初音旅・河連法眼館 】
     https://www.youtube.com/watch?v=Xf2E4EGvzsg  1:36:31
 
コメント (7)
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乱鳥徒然 

2020-04-23 | 舞台・音楽 雑感メモ

 とりあえず、ズンバと、ラジオ体操第一、第二、第三を済ます。
 其の後、Deep Purpleだの、King Crimsonだの、Uriah Heepだののアップテンポな曲を選び、リズムに乗せて小声で歌い、踊る。
 こんな時こそ感じる^^
 Rockというジャンルの曲も好きでよかった!と^^v

 本日はこれから映画か舞台の録画或いはYouTubeを見る事にしよう。

 お仕事をなさっておられる方々には、頭がさがる思いだが、
 本日も私、外出、無し。

 来ていただいた皆様、ありがとうございます。
 こんな時こそ、私自身が、万物に感謝する心を忘れませんように



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 写真は、信貴山


 



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 『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 三 人には見せぬ所 【5】  井原西鶴

2020-04-23 | 井原西鶴


 絵入  好色一代男   八前之内 巻一  井原西鶴
 天和二壬戌年陽月中旬 
 大阪思案橋 孫兵衞可心板



  『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 三 人には見せぬ所 【5】  井原西鶴



二日に、天柱(ちりけ)すえさせたまふおりふし、黒(くろ)ぶたに
塩(しほ)をそゝぎ、まいらせけるが、其御時とハ、御尤愛(いとを)
しさも今なり、是(これ)へ御入候へ」と帯(おび)仕ながら 懐(ほゝ)へ
入て、じつと抱(いだき)しめ、それよりかき出して、おもての
隔子(かうし)を、あらくたゝきて、「世之介様の御乳母(うば)どの」と、
よび出し、「御無心(むしん)ながら ちゝをすこしもらひ
ましよ」はしねをかたれば、「まだ今やなど
かやうの事ハ」と、腹(はら)かゝえて笑(わら)ひける



尤愛しい(いとをしい= 愛おしい)
隔子  (かうし= 格子))



 絵図にも世之介が屋根に登り、女が湯に浸かる様子を遠眼鏡を使って見ている様子が描かれている^^



      人には見せぬ所
皷(つゞみ)もすぐれて、興(けう)なれども、「跡(あと)より恋(こひ)の責(セめ)くれば」
と、そこ計(ばかり)を、明(あけ)くれうつ程(ほと)に、後(のち)にハ親(おや)の
耳(ミヽ)にも、かしかましく、俄(にわか)にやめさせて、世を
わたる男芸(おとこげい)とて、両替町(りょうかへまち)に春日屋(かすがや)とて、母(はゝ)かた
の所縁(ゆかり)あり、此もとへ銀(ぎん)見習(なら)ふためとて、つかハし
置(をき)けるに、はやしに一ばい三百目の借(か)り手形(てがた)
いかに、欲(よく)の世の中なれは迚(とて)、かす人もおとなげ
なし、其頃(そのころ)九才の、五月四日の事ぞかし、あやめ
葺(ふき)かさぬ流、軒(のき)のつま見越(こし)の柳(やなぎ)しげりて、木下(このした)
闇(やミ)の夕暮(くれ)みぎりに しのべ竹の人除(よけ)に

笹屋嶋(さゝやしきま)の帷子(かたびら)、女の隠(かく)し道具(たうぐ)を、かけ捨(すて)ながら
菖蒲湯(しやうぶゆ)を、かゝるよしして、中居(なかゐ)ぐらいの女房(にうばう)、
我(われ)より外(ほか)にハ、松(まつ)の声(こゑ)、若(もし)帰化ば、壁(かべ)に耳(ミヽ)みる
人ハあらしと、ながれはずねの、あとをもはぢぬ
臍(へそ)のあたりの、垢(あか)かき流(なが)し、なをそれよりそこらも
糠袋(ぬかぶくろ)にみだれて、かきみたる湯玉(ゆたま)、油(あぶら)ぎりて
なん、世之介四阿屋(あつまや)の、棟(むね)にさし懸(かゝり)、亭(ちん)の遠眼鏡(とをめかね)
を取持(とりもち)て、かの女を偸間(あからさま)に見やりて、わけなき事
どもを、見とがめ、ゐるこそおかし、興風(ふと)女の目に
かゝれば、いとはづかしく、声(こゑ)をもたてず、手を合せ
拝(おか)めども、顔(かほ)しかめ、指(ゆび)さして笑(わら)へば、たまり

かねて、そこ/\にして、塗下駄(ぬりげた)をはきもあへず、あか
れば、袖垣(そでかき)のまばらなるかたより、女をよび懸、「初夜(しよや)
のかねなりて、人しつまつて後(のち)、これなるきり
戸(と)を開けて、我うたもふ事をきけ」とあれば
「おもひよらす」と答(こた)ふ、「それならば今のことを、
おほくの女共に、沙汰(さた)せん」といはれける、何(なに)をか
見付られけるおかし、女めいわくなから、とも
かくも云捨(いいすて)て、たゞ 何こゝろもなく、「みだれし
烏羽玉(うばたま)の夜(よ)るの髪(かミ)は、たれか見るべく」と、はし
たなく、つかみさがして、つねの姿(すがた)なりしに、かの
足音(あしおと)して しのぶ女(をんな) 是非(セひ)なく、御こゝろにかなふ

やうにもてなし、其後小箱(はこ)をさがし、芥人形(けしにんきやう)
おきあがり、雲雀(ひばり)笛(ふえ)を取そろえ、ころ/\大
事の物ながら、さまにになに惜(お)しかるべし、御
なくさみに、たてまつると、是にて、たらせども、う
れしさうなるけしきけしきもなく、「頓而(やがて)子をもつたらば、
それに、なきやます物にも、なるぞかし、此(この)をき
あがりが、そなたにほれたかして、こけ懸(かゝ)る」と、
いひ様、膝枕(ひざまくら)して、なをおとなしきところ
あり、おんな赤面(セきめん)して、よもやとゞ事とハ、人ニ
も見まじ、とくと心をしつめ、御脇(わき)ばらなどを
はゞかりながらなてさすり、「すぎし年、二月(きさらぎ)の

二日に、天柱(ちりけ)すえさせたまふおりふし、黒(くろ)ぶたに
塩(しほ)をそゝぎ、まいらせけるが、其御時とハ、御尤愛(いとを)
しさも今なり、是(これ)へ御入候へ」と帯(おび)仕ながら 懐(ほゝ)へ
入て、じつと抱(いだき)しめ、それよりかき出して、おもての
隔子(かうし)を、あらくたゝきて、「世之介様の御乳母(うば)どの」と、
よび出し、「御無心(むしん)ながら ちゝをすこしもらひ
ましよ」はしねをかたれば、「まだ今やなど
かやうの事ハ」と、腹(はら)かゝえて笑(わら)ひける


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『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 三 人には見せぬ所 【4】  井原西鶴

2020-04-23 | 井原西鶴


 絵入  好色一代男   八前之内 巻一  井原西鶴
 天和二壬戌年陽月中旬 
 大阪思案橋 孫兵衞可心板



  『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 三 人には見せぬ所 【4】  井原西鶴



やうにもてなし、其後小箱(はこ)をさがし、芥人形(けしにんきやう)
おきあがり、雲雀(ひばり)笛(ふえ)を取そろえ、ころ/\大
事の物ながら、さまにになに惜(お)しかるべし、御
なくさみに、たてまつると、是にて、たらせども、う
れしさうなるけしきけしきもなく、「頓而(やがて)子をもつたらば、
それに、なきやます物にも、なるぞかし、此(この)をき
あがりが、そなたにほれたかして、こけ懸(かゝ)る」と、
いひ様、膝枕(ひざまくら)して、なをおとなしきところ
あり、おんな赤面(セきめん)して、よもやとゞ事とハ、人ニ
も見まじ、とくと心をしつめ、御脇(わき)ばらなどを
はゞかりながらなてさすり、すぎし年、二月(きさらぎ)の

頓而(やがて)


 絵図にも世之介が屋根に登り、女が湯に浸かる様子を遠眼鏡を使って見ている様子が描かれている^^



      人には見せぬ所
皷(つゞみ)もすぐれて、興(けう)なれども、「跡(あと)より恋(こひ)の責(セめ)くれば」
と、そこ計(ばかり)を、明(あけ)くれうつ程(ほと)に、後(のち)にハ親(おや)の
耳(ミヽ)にも、かしかましく、俄(にわか)にやめさせて、世を
わたる男芸(おとこげい)とて、両替町(りょうかへまち)に春日屋(かすがや)とて、母(はゝ)かた
の所縁(ゆかり)あり、此もとへ銀(ぎん)見習(なら)ふためとて、つかハし
置(をき)けるに、はやしに一ばい三百目の借(か)り手形(てがた)
いかに、欲(よく)の世の中なれは迚(とて)、かす人もおとなげ
なし、其頃(そのころ)九才の、五月四日の事ぞかし、あやめ
葺(ふき)かさぬ流、軒(のき)のつま見越(こし)の柳(やなぎ)しげりて、木下(このした)
闇(やミ)の夕暮(くれ)みぎりに しのべ竹の人除(よけ)に

笹屋嶋(さゝやしきま)の帷子(かたびら)、女の隠(かく)し道具(たうぐ)を、かけ捨(すて)ながら
菖蒲湯(しやうぶゆ)を、かゝるよしして、中居(なかゐ)ぐらいの女房(にうばう)、
我(われ)より外(ほか)にハ、松(まつ)の声(こゑ)、若(もし)帰化ば、壁(かべ)に耳(ミヽ)みる
人ハあらしと、ながれはずねの、あとをもはぢぬ
臍(へそ)のあたりの、垢(あか)かき流(なが)し、なをそれよりそこらも
糠袋(ぬかぶくろ)にみだれて、かきみたる湯玉(ゆたま)、油(あぶら)ぎりて
なん、世之介四阿屋(あつまや)の、棟(むね)にさし懸(かゝり)、亭(ちん)の遠眼鏡(とをめかね)
を取持(とりもち)て、かの女を偸間(あからさま)に見やりて、わけなき事
どもを、見とがめ、ゐるこそおかし、興風(ふと)女の目に
かゝれば、いとはづかしく、声(こゑ)をもたてず、手を合せ
拝(おか)めども、顔(かほ)しかめ、指(ゆび)さして笑(わら)へば、たまり

かねて、そこ/\にして、塗下駄(ぬりげた)をはきもあへず、あか
れば、袖垣(そでかき)のまばらなるかたより、女をよび懸、「初夜(しよや)
のかねなりて、人しつまつて後(のち)、これなるきり
戸(と)を開けて、我うたもふ事をきけ」とあれば
「おもひよらす」と答(こた)ふ、「それならば今のことを、
おほくの女共に、沙汰(さた)せん」といはれける、何(なに)をか
見付られけるおかし、女めいわくなから、とも
かくも云捨(いいすて)て、たゞ 何こゝろもなく、「みだれし
烏羽玉(うばたま)の夜(よ)るの髪(かミ)は、たれか見るべく」と、はし
たなく、つかみさがして、つねの姿(すがた)なりしに、かの
足音(あしおと)して しのぶ女(をんな) 是非(セ日)なく、御こゝろにかなふ

やうにもてなし、其後小箱(はこ)をさがし、芥人形(けしにんきやう)
おきあがり、雲雀(ひばり)笛(ふえ)を取そろえ、ころ/\大
事の物ながら、さまにになに惜(お)しかるべし、御
なくさみに、たてまつると、是にて、たらせども、う
れしさうなるけしきけしきもなく、「頓而(やがて)子をもつたらば、
それに、なきやます物にも、なるぞかし、此(この)をき
あがりが、そなたにほれたかして、こけ懸(かゝ)る」と、
いひ様、膝枕(ひざまくら)して、なをおとなしきところ
あり、おんな赤面(セきめん)して、よもやとゞ事とハ、人ニ
も見まじ、とくと心をしつめ、御脇(わき)ばらなどを
はゞかりながらなてさすり、すぎし年、二月(きさらぎ)の




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