乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

「好色一代男 解説」   「好色一代男」、西鶴の「好色一代男」における特徴、世之介とは

2020-04-21 | 井原西鶴

 「好色一代男 解説」
 『西鶴集 上』「好色一代男 解説」 (日本古典文学大系と合わせ読む 47  井原西鶴)

「好色一代男」
 西鶴の最初の作品
 光源氏を参考にした 
 源氏物語や浮世草紙参考
 筋書きは短編を集めたもの *
 伊勢物語や徒然草や謡曲が投影されている

 全編を一貫した主人公として描かれてない *
 各地の遊里における様々な好色生活を描くことに、重点が置かれている。
 長編と考えるよりも、緻密な短編的構成でつくられている。
 言い換えれば、長編という形式を借りた短編。
 
西鶴の「好色一代男」における特徴
 西鶴は生活の裏表に渡って、遊里や遊女の生活の生活を補足し、出入りする一般庶民の感動と意欲を率直大胆に描いて見せた。
 しかもその文体は古語を新鮮な俗語によって色どり、長年俳諧によって鍛えられたリズミカルな独特な美しさを持っている。
 
 
世之介とは
「好色一代男」の主人公
 大富豪と名高い遊女の間にできた子
 多くの遊び(^^)により親から感動され、放浪の旅
 人生の裏表に精通
 34歳で莫大な遺産を受け、富豪となる
 色道の達人
 女護島目指して出帆し、行方知らずとなる


 
 
  
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 『西鶴集 上』「好色一代男」 日本古典文学大系 47 巻一 二はづかしながら文言葉(ふみことば) 【1-2- 全 1〜5、絵】  井原西鶴

2020-04-21 | 井原西鶴

 『西鶴集 上』「好色一代男」 日本古典文学大系と合わせ読む 47 巻一 二はづかしながら文言葉(ふみことば) 【1-2- 全 1〜5、絵】  井原西鶴




はしたの女(おんな)
まじりに、絹(きぬ)ばり、しいしを、放(はづ)して、恋(こひ)の染(そめ)ぎぬ
是ハ、御りやうにんさまの、不断着(ふだんき)、此(この)なでしこの
腰形(こしかた)、口なし色(いろ)の、ぬしや誰(たれ)と、たづねけるに
「それハ、世之介の、お寝巻(ねまき)」と、答(こた)ふ、一季(ひとき)おりの
女、そこ/\に、たくみ懸(かけ)、「さもあらば、京(きやう)の水(ミづ)てハ、あら
はいで」と、のゝしるを聞て、「あか馴(なれ)しを、手に懸(かけ)さすも
たびハ人の情(なさけ)」と、いふ事あり」
と、申されければ

下女(げじょ)、面目(めんぼく)なく、かへすべき、言葉(ことは)もなく、只(たゞ)御ゆるりと
申捨(すて)て、逃(にげ)入(いる)
袖(そで)を、ひかえて、「此(この)文(ふミ)ひそかに
おさか殿(との)かたへ」と、頼(たの)まれけるほとに、何心(なにこゝろ)もなう、たて
まつれば、娘(むすめ)更(さら)に、覚(おぼえ)もなく、赤面(せきめん)して、いかなる
御方より、とりてちかはしけると、言葉(ことは)、あらけなきを
、しつめて後(のち)、母親(はゝおや)、かの玉章(たまづさ)を見れば、隠(かく)れもなく
かの、御出家(しゆつけ)の、筆(ふで)とハしれて、「しどもなく、さハあり
なから」と、罪(つミ)なき事に、疑(うたか)ハれて、その事
こまかに、云(いゝ)わけも、なをおかしく、よしなき事に
人の口とて、あらざらむ、沙汰(さた)し侍る、世之介姨(おば)に
むかつて、こゝろの程(ほど)を申せば、何ともなく、今待てハ

おもひしに、あすハ妹(いもと)へ、申遣し、京ても大笑ひ
せさせんと、おもふ外へハ、あらハせす、我(わ)か娘(むすめ)なから貌(かたち)も
世(よ)の人並(ひとなミ)とて、去(さる)方(かた)に申合(あハせ)て、つかハし侍る、年たに
大形(かた)ならば、世之介とらすべき、ものをと、心と
こゝろに、何事もすまして、其後(そのゝち)ハ、気付(きつけ)てみるほと
黠(こざか)しき、事にそありける、惣(そう)じて、物毎(ものこと)に、外なる
事ハ、頼(たの)まれても、かく事な彼と、めいわく
せられたる、法師(ほうし)の申されける









 
 絵入  好色一代男   八全之内 巻一  井原西鶴
 天和二壬戌年陽月中旬 
 大阪思案橋 孫兵衞可心板


 『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 二はづかしながら文言葉(ふみことば) 【1-2- 全 1〜5、絵】  井原西鶴

   はづかしながら文言葉(ふみことば)
文月七日の日、一とせの埃(ほこり)に、埋(うづもれ)し、かなあんどん
油(あぶら)さし、机(つくへ)、硯(すゞり)石(いし)を、洗(あら)ひ流(なが)し、すみわたりたる
瀬ゞの、芥(あくた)川となしぬ、北ハ金竜寺(こんりうじ)の、入相(いりあひ)のかね
八才の宮の御歌(うた)もおもひ出され、世之介も、はや
小学(せうかく)に、入べき年なればとて、折ふし、山崎(やまざき)の叔(おじ)の
もとに、遣(つかハ)し置(をき)けること幸(さいはい)、むかし宗観法師(そうかんほうし)の
一夜庵(やあん)の跡(あ)とて、住(すミ)そゝきたる人の、滝本流(たきもとりう)を
よくあそはし来る程(ほど)に、師弟(してい)のけいやくさセて、遣(つかハ)し
けるに、手本紙(てほんかミ)さゝげて、「はゞかりながら、文章(ぶんしやう)をこの
まん」と申せば、指南坊(しなんぼう)、おどろきて、「さハいへ、いかゞ

書くべし」と、あれば、今更(いまさら)馴/\しく、御入候へ共、たへかねて
申まいらせ候、大形(おゝかた)目つきにても、御合点(かつてん)有べし
二三日跡に、姨(おば)さまの、昼寝(ひるね)をなされた時、此方の糸(いと)
まきを、あるともしらず、踏(ふミ)わりました、「すこしも
くるしう、御さらぬ」と、御腹の、立さうなる事を、腹(はら)
御立(たて)ひハぬハ、定而(さためて)、おれに、しのふで、いゝた事が
御座るか、御座るならば、聞(きゝ)まいらせ、候べしと、永/″\(なが)
と、申程(ほど)に、師匠(しセう)も、あきてはてゝ、是迄(これまで)ハ、わざと
書(かき)つゞけて、「もはや鳥(とり)の子も、ない」と、申されけれは
「然(しか)らは、なお/\書(かき)を」と、のぞみける、又重而(かさねて)たよりも
有べし、先是(これ)にて、やりやれと、大形(かた)の事(こと)ならねバ

わらハれもせず、外にいろはを書て、是をならハせ
ける、夕陽(セきやう)端山(はやま)に、影くらく、むかひの人来(きた)りて
里にかへれば、秋(「禾に亀」(あき))の初風(はつかぜ)はげしく、しめ木(き)に、あらそひ
衣(ころも)うつ、槌(つち)の音(をと)。物(もの)かしましう、はしたの女(おんな)
まじりに、絹(きぬ)ばり、しいしを、放(はづ)して、恋(こひ)の染(そめ)ぎぬ
是ハ、御りやうにんさまの、不断着(ふだんき)、此(この)なでしこの
腰形(こしかた)、口なし色(いろ)の、ぬしや誰(たれ)と、たづねけるに
「それハ、世之介の、お寝巻(ねまき)」と、答(こた)ふ、一季(ひとき)おりの
女、そこ/\に、たくみ懸(かけ)、「さもあらば、京(きやう)の水(ミづ)てハ、あら
はいで」と、のゝしるを聞て、「あか馴(なれ)しを、手に懸(かけ)さすも
たびハ人の情(なさけ)」と、いふ事あり」と、申されければ

下女(げじょ)、面目(めんぼく)なく、かへすべき、言葉(ことは)もなく、只(たゞ)御ゆるりと
申捨(すて)て、逃(にげ)入(いる)袖(そで)を、ひかえて、「此(この)文(ふミ)ひそかに
おさか殿(との)かたへ」と、頼(たの)まれけるほとに、何心(なにこゝろ)もなう、たて
まつれば、娘(むすめ)更(さら)に、覚(おぼえ)もなく、赤面(せきめん)して、いかなる
御方より、とりてちかはしけると、言葉(ことは)、あらけなきを
、しつめて後(のち)、母親(はゝおや)、かの玉章(たまづさ)を見れば、隠(かく)れもなく
かの、御出家(しゆつけ)の、筆(ふで)とハしれて、「しどもなく、さハあり
なから」と、罪(つミ)なき事に、疑(うたか)ハれて、その事
こまかに、云(いゝ)わけも、なをおかしく、よしなき事に
人の口とて、あらざらむ、沙汰(さた)し侍る、世之介姨(おば)に
むかつて、こゝろの程(ほど)を申せば、何ともなく、今待てハ

おもひしに、あすハ妹(いもと)へ、申遣し、京ても大笑ひ
せさせんと、おもふ外へハ、あらハせす、我(わ)か娘(むすめ)なから貌(かたち)も
世(よ)の人並(ひとなミ)とて、去(さる)方(かた)に申合(あハせ)て、つかハし侍る、年たに
大形(かた)ならば、世之介とらすべき、ものをと、心と
こゝろに、何事もすまして、其後(そのゝち)ハ、気付(きつけ)てみるほと
黠(こざか)しき、事にそありける、惣(そう)じて、物毎(ものこと)に、外なる
事ハ、頼(たの)まれても、かく事な彼と、めいわく
せられたる、法師(ほうし)の申されける
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『西鶴集 上』「好色一代男」 日本古典文学大系 47 巻一 一悪しき所が恋のはじまり

2020-04-21 | 井原西鶴

 『西鶴集 上』「好色一代男」 日本古典文学大系 47 巻一 一悪しき所が恋のはじまり

 五十四歳まで、たはふれし女
 三千七百四十二人、少人のもてあそび、七百二十五人
 手に日記(につき)にしる、井筒(ゐつゝ)によりて、うないこより、己(この)来(かた)
 腎水(ぢんすい)を、かえほして、さても命ハ、ある物か

 

 54歳までに戯れた女性は
 3742人 若衆(少年)を遊んだ数は725人
 手日記でしる。井筒(伊勢物語、能楽)のよって、
 腎水(seieki)をかえ干すほどに遊んで、さても命があるものか!



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Zumba(とっても簡単なのに、肩こりと背中痛に効果的^^なズンバ)の後は、Deep Purple3曲を歌い、踊り狂う^^

2020-04-21 | 舞台・音楽 雑感メモ

 Zumba (肩こりが解消されるかもしれないズンバ)
 
 
 JAY Warm up / ZKTV / Zumba Korea TV / 파주줌바, 일산줌바 홈트
 韓国の方のズンバです^^
 とっても簡単なのに、肩こりと背中痛に効果的^^
 皆さんも、
    踊ってみてみてみ!^^v



 おまけ編
 Zumbaで身体慣らしをした後にDeep Purpleの曲に乗せて踊ると、気分は最高〜〜!
 Highway Starでバンバン踊り、Child In Time でスイングしながら身体をゆすり、Smoke On The Waterでガンガングワングワン踊り狂う。
 歌い踊ると、気分はもう、Highway Starですぜ^^
 そうさ、あたしにゃ、ウイルスだって追っつきっこないんだ!


 私の、最近のストレス解消法の一つでございまする。

 
 Deep Purple - Made in Japan - Highway Star (video)

 
 Deep Purple - Child In Time - 1970

 
 Deep Purple - "Smoke On The Water" LIVE HD - Arena di Verona
 

 
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