『ギルバート・グレイプ』 What's Eating Gilbert Grape
この映画の好きさ ★★★★★ ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★★ ★★★★☆
1993 アメリカ 117分
監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ジョニー・デップ
デオナルド・ディカプリオ
ジュリエット・ルイス 他
新聞を見ているとジョニー・デップの名を見つけたので、『ギルバート・グレイプ』を見たら、若い頃のディカプリオがでていた。
このディカプリオがまた名演技。うまいんだ。
この映画で、ディカプリオは天性の天才だったのだとはじめて知った。
ジョニー・デップの詩の朗読のような口調と、写実的描写のディカプリオの組み合わせの良さ。
加えてキャンピングカーで旅を続けるベッキー役の女性の低くてはスキーな声でやはり詩を朗読するような口調にはひかれるかれた。
不倫の金持ち女性に、
「なぜ、ぼくなんだ?」
「あなたはずっとここにいるからよ。」
そう。彼は心の悩みから人並みならぬ拒食症になった母親を抱え、それぞれに色々な事情を持った家族を支えていた。
動きたくても動けないのだ。
母親はベッキーとあった後、勇気を振り絞って一人で一歩ずつ歩みに会のベッドに横たわる。
「お父さんみたいに,あなただけは何も言わずにどこにも行かないで。」
「あなたは、私の騎士(?)よ。」
そして全てを悟るように 死に至る。
泣く弟(ディカプリオ)。
巨体をどのように下に運ぶか。
「また、人の目のさらし者になるのだわ。」
と、嘆く妹。
兄のディカプリオは一切の家財道具を表にだして、灯油で家に日をつける。
全てが終わった。
姉は仕事。妹は大学。
そして兄は知的障害を持つ弟を連れ、ベッキーに連絡。
新しい世界への旅の始まり。キャンピングカーで愛する人と人生一を出発した。
よかった。
大きな感動という訳ではなく、静かな心地良い風が流れた。
私はこの映画が好きだ。
うる覚えなので、台詞内容など、間違っているかも知れません。