(写真は中国雲南省の玉龍雪山)
エアターナル・サンシャイン
満足度 ★★★★★
楽しめ度★★★★★
話の展開 ★★★★★
色彩美 ★★★★★
構図 ★★★★★
音楽 ★★★★★
お勧め度 ★★★★☆
脚本 チャーリー・カウフマン
監督 ミシェル・ゴンドリー
キャスト ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット
イライジャ・ウッド
あらすじ、感想を読むよりも、実際に見たほうがいいかもしれない。
映画としてあらゆる点で満足のいく秀作の一つ。
俳優の細やかな演技、話の構成力。画面(映像描写)の色彩に構図。
どこをとっても申し分がない。
単なる奇をてらった表現ではなく、そこには満足感、落胆、恐怖感や切なさ、人間の弱さをも表現。
人間の深層心理にも迫る迫力で、無意識の意識部分にまでテーマは発展。
実際には記憶を消すことは不可能だが、結果、分かれた恋人の記憶を全て消したところで、無意識的に、意識は水のごとく高地から底辺に流れるといった感じである。
話が思わぬ方向に展開し、私の琴線に触れる。
映画とは、現実から飛躍しても許される、数少ない存在といった感じがする。
『エアターナル・サンシャイン』はまさしく映画らしく、現実から大きく飛躍しているが、その飛躍の先に見える本質は、現実世界に生きる我々の心に確実に存在し、強く深く共感できるのである。
この映画は、とても好きな作品の一つに感じた・・・