乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

わが家のぴぐもん、見得をきり、猫六法をふむのが得意

2007-08-04 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

(写真はわが家のぴぐもん)

 

 

今日は 『猫バカ日記』ということで・・・

  わが家のぴぐもん、見得をきり、猫六法をふむのが得意

 

 

 わが家のにゃんこちゃん。

 少々哲学者のような難しい顔つきだが、名は至って単純。

 ぴぐもん、という。

 子どもが小学生の低学年につけた名前で、つけた当の本人は、いまだに

「可愛い名だ・・・。」

と、悦に浸っている。

 猫の名よりも、単純な子ども・・・

 

 その子どもも、もう20歳を超えている。

 大学のテストの中間期間。

 結構まじめで、来週初めの学部テストに取り組んでいる・・・・・・はずである。

 

 今は大学から数分の地に下宿。

 私はといえば、その子どもに連日電話をかけ、

「美術館行こうか・・・」

「ナスカ展行こうか・・・」

「五条坂の陶器祭りに行こうか・・・」

などと、邪魔をしつつ、子の健康を感知している。

 賢母というか、一歩間違えば馬鹿母というべきか・・・難しいところ。

 

 一方、猫のぴぐもん。

 リボンをつけて庭に放してやると、連日のセミの大群に、少々うんざり気味。

 庭に異常発生した五十匹以上はいるだろうセミの声は、猫の十三歳のぴぐもんの老体には、いささかきつい様子・・・

 

 それでも、ぴぐもん・・・

 自分のおうちの上のでゴロニャン、ゴロニャンと寝返りを打って、私を挑発。

 私はといえば、やぶ蚊にさされながら、ぴぐもんのお相手。

 

 蚊は耐え難きことと、私がリビングに駆け込むと、ぴぐもんは恨めしそうにこちらを見つめる。

「家に入れて頂戴・・・」

と、それは見事な、まるで幸四郎丈の『勧進帳』の六法のような前足。

 私は心を鬼にして、知らぬ顔で『歌舞伎ちゃんねる』をつけ、画面に見入る。

 

 ところがこのぴぐもん。

 猫にして役者。

 どうりで私が、ひとりの役者にのめりこまないわけだ・・・

 

 ぴぐもんは囃子にあわせて 

「にゃにゃぁ~ん、にゃんにゃん、にゃにゃぁ~んにゃん・・・・・・」

という具合に、ねこなで声で、歌う。

 役者二人が七語調で たたみ込んで決め台詞を言いあうと、台詞にあわせて

「にゃにゃにゃぁあぁ~ん、にゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃぁあぁ~ん・・・・・・」

と決める。

「ぴぐちゃん、じょうずだねぇ・・・」

と話すと、

「にゃにゃにゃぁん!」

といいながら、見得をきり、猫六法。

 ほんに、うちの猫は、賢い猫である。

 

          すこーん すこーん こめだんご

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする