歴史のウラ話&「今日は何の日」です!
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2006年07月20日
人類初の月面着陸 1969年(昭和44年)
「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」というアームストロング船長の名言は、この月面着陸の際の言葉だ。
人類初の月面着陸に成功したのは、アメリカの有人飛行プロジェクト「アポロ計画」による、アポロ11号である。乗組員は、ニール・アームストロング、マイケル・コリンズ、エドウィン・オルドリンの三名。このうち、コリンズは指令船に残ったので、実際に月面に足跡をつけてきたのはアームストロングとオルドリンの2名だけ。
月面着陸についてはあまり言及することもないであろうか。着陸船は、地球と月の自転周期の関係から、地球からは決して見ることのできない「月の裏側」に着陸したという。
月の軌道に乗ってから、着陸船は指令船と切り離され、7月20日の午後4時17分に月面に着陸。着陸船に乗っていたアームストロングとオルドリンの二人は、そのまましばらく船内作業をしたのち、いよいよ月面に足を踏み出した。冒頭のアームストロングの名言は、このときのものである。
この人類初の月面着陸の様子は、(映像が不鮮明だったというが)テレビでも中継されていた。アームストロングとオルドリンは、約2時間半船外作業を行った。月面に星条旗を立てた他、月の石を採取したり、重力の薄い月面で走ってみたりした。また数千枚に及ぶ写真を撮影し、いくつかの動画映像も記録して離陸。指令船とドッキングして、24日に地球に戻った。
だが、この月面着陸については、公開された映像からいくつもの矛盾点が指摘され、それを元に「月面着陸はでっちあげだ」とする説も少なくない。この説は一般的にも割と信じている人も多く、それだけ論理的にはよくできたものであった。
たとえば、クルーが月面に掲げた星条旗。写真を見ると、これがたなびいている。「月には大気がないはずなのに、なぜたなびくのか?」というわけである(この星条旗には上にもポールが入っており、広がった形になる点については特に問題ないのだが、映像を見ると、確かにたなびいている)。
また、写真のクルーの影の映り方。クルーの影が他の岩石などの影と異なった方向を向いており、「光源が唯一太陽のみのはずの月面でそれはおかしい」というのもある。実際には遠くの光源からの光を当てると、影は一定方向を向かないそうであるが、写真によってはそれでは説明できないのもあるという。
他にも誰が撮影したのかわからないようなアングルの写真などもあり、また、「クルーが重力の弱い月面で走っている」とされたふわふわと浮くように走る映像も、「地球上で撮影したものをスロー再生することで表現できる」、「月面の映像とされる地形によく似た地形が地球上にも存在する」などの鋭い指摘が次々と入って、現在も月面着陸を否定する人は数多いという。
まだ他にも多くの指摘がなされているようであるが、NASAは当然ながら、月面着陸でっちあげ説は全面否定している。しかし、でっちあげ説の指摘が逐一鋭いという点も面白い。NASAも口を濁すような指摘もあるらしいので、興味深い点ではある。
とはいえ、個人的には月面着陸は事実であると信じたい。指摘については「地球上では想像できないことが起こりえた」ということにして…。
夜空に浮かぶ月に、アポロ計画で月面着陸したクルーたちの足跡が残っていることを想像すると、ワクワクしてしまうのは私だけであろうか。
※月面着陸のことについては、詳しくはウィキペディアのアポロ11号の項に詳しいので、興味のある方はそちらをご覧になってみてください。
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アポロの月面着陸否定説は、要するに当時のアメリカとソ連の宇宙開発競争でソ連が有利だったという事情があって、でっちあげたものとされているようですが、やっぱりここは事実であると信じたいですね。
かえってあれじゃないですか?「宇宙だから予測もしない事が起きた」と考えちゃえばいいんじゃない?…え…だめ?…ああ…やっぱり…。
それにしても月に行ってみたいなあ…。いろんな悩みもすべて小さなことに思えるでしょうね。