首里城祭では、琉球国王の即位式「冊封」が再現されます
冊封(さっぽう)とは、中国皇帝が周辺諸国に使者を派遣し、皇帝の名のもとに、その国の王を任命すること
またはその儀式のことです
琉球王国と中国は、冊封関係にありました
つまり主従(主=中国)関係にあったのですね
琉球国王が崩御し、1年の喪が明けると、冊封の準備が始まります
中国では、皇帝自らが使者となる正使、副使に命じて冊封の準備をします
冊封使節団は約500名からなっており、約200日間も琉球に滞在しました
その間、琉球は日々、接待をしていたと言われています
大変な期間だったことでしょう
でも、そのおかげで琉球独特の音楽や舞踊、料理ができあがったと言われています
さてさて、今年は1800年の尚温王の冊封儀式が再現されました
まずは中国使節団の行列です
守礼門前を出発
首里高生
そして、守礼門と通り抜けます
瑞泉門から漏刻門へ
漏刻門から広福門を抜け、奉神門前へ
御庭(うなー)では、儀式の準備が整っています
琉球国王(正確にはまだ王子)が役人を連れて入ってきます
王子が中国皇帝の名代として派遣された正使と副使を前に3度ひざまずき、そのたびに3度頭を下げる「三跪九叩頭礼(さんききゅうこうとうれい)」
という最上級の中国式拝礼を行い、忠誠心を示します 役人も同様です
中国皇帝からの任命文書である「詔書」「勅書」を宣読官と呼ばれる使者が宣読台で中国語で読み上げます
これで世子は正式に琉球国王に任命されたことになります
同書が国王に授けられると「かぎやで風節」が演奏され、祝福されます
オーノー!ここでカメラと携帯、両方の電池が切れてしまいました・・・
ま、重要なのは撮れたのでよかった
あとは那覇まちまーいガイド仲間のHさんからのデータを待つ!