すっかり日が暮れるのが早くなった。
終業後、とっとと職場を出ても外は真っ暗である。
住宅地を抜けて帰るのだが、これがまた街灯が少ない。
もともとワタクシメ。黒い服は好きで、けっこうワードローブの中も濃色系のものがおおい。のだが。
上下モノトーンで揃えてこんな道を歩こうものなら。
交通事故の被害者になれることうけあいである。
服の色にも気をつけねば、などと思いつつ駅前の坂にさしかかる。
そこには、闇に奇妙に浮かび上がる。顔。顔。顔。
……高校生どもよ。
濃色の制服はしかたなかろうが。電車を降りたとたん、メールチェックを始めるのわやめれ。
携帯のライトに照らされて。
うつむき加減の顔だけがぬぼぉっと闇に浮かんでるのはなかなかに心臓に悪い光景ではあった。
今時タバコを持った手を振り回しながら歩いてる人間に比べたら数百倍はマシだけどな。
終業後、とっとと職場を出ても外は真っ暗である。
住宅地を抜けて帰るのだが、これがまた街灯が少ない。
もともとワタクシメ。黒い服は好きで、けっこうワードローブの中も濃色系のものがおおい。のだが。
上下モノトーンで揃えてこんな道を歩こうものなら。
交通事故の被害者になれることうけあいである。
服の色にも気をつけねば、などと思いつつ駅前の坂にさしかかる。
そこには、闇に奇妙に浮かび上がる。顔。顔。顔。
……高校生どもよ。
濃色の制服はしかたなかろうが。電車を降りたとたん、メールチェックを始めるのわやめれ。
携帯のライトに照らされて。
うつむき加減の顔だけがぬぼぉっと闇に浮かんでるのはなかなかに心臓に悪い光景ではあった。
今時タバコを持った手を振り回しながら歩いてる人間に比べたら数百倍はマシだけどな。