ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

識別。

2008-12-27 | Weblog
おかんさまとあねうえどの、ワタクシメの三人の声は、非常に似通っているらしい。
話し方も似ているのか、電話を通すと全く区別がつかないとか。
親戚、友人だけでなく、かつてはあねうえどのの男もだまくらかしたことがあるくらいだ。
もっとも、それは騙される男の方が悪いという気もするが。

ともあれ、そんなこんなで勘違いしたおかんさまは、三姉妹を詐称して自分一人若い気でいる。

三姉妹ではなく、「おしまい」なんじゃねーかとか。
気が若いのではなく、精神が未熟なんじゃないかとか。
そんな陰口をきくような真似など、我が家の家風にはない。
言いたいことは面と向かって言っている。


風邪をひいたあねうえどのの声が出なくなった。
仕事にならないというので、休むという連絡を職場にせばならぬ。
しかし、当人の声が出ないのでは、無言電話か朝っぱらからのイタ電にしかならない。
代役を頼まれたのはいいが。このとてつもなく似ている声では。
「…仮病と思われるんじゃない?」

結局、おかんさまが電話をした。休みの理由も言わず。
いいのかそれで。