5thはセルフタイトル。
全10曲。四十分未満で疾走するロックンロール。
前作のような「濃さ」には乏しいが、非常に「踊れる」アルバム。これで11月のワンマンは跳ねまくってきます。
全曲感想。
①ばかやろう
サビは「ばかやろう」のリフレイン。コール&レスポンス経験済み。
詞にもそれが顕著だが、ロックの刹那的な初期衝動を体現する楽曲。ここにきてパンクに先祖返りか。
ライヴでもピークになるだろね。
《誇れるものは何ひとつ持ってねー 夕方3時に目覚める毎日/罪悪感に潰されちまうから 壊れたロックで踊りまくんのさ》
ノイジーなギターがかっこいい。
②DANCE QUEEN
前作「夢ステーション」や「ロックとハニー」に連なる、スパルタ・ラヴ・ソング。ベースラインが描くダンスフロアの不穏と、コウセイのボーカルとコーラスが語る純情、ギターの昂ぶりが見事な物語を紡ぐ曲。
《難解すぎてわかんねー とにかく大好き/なんか普通でゴメン でも最高だろ?》
しかし「パッション!」連呼って、俺こんなコント知ってるぞ。おぎやはぎとドランクと東京03の…。
③ディストーションブルースボーイ
キレイなAメロから、タテに跳ねるBメロ、んで印象的なサビ…《ガンガンひずむ! マイハート!》のリフレインへ。ここはガッツリ叫ぶべ。
こんだけ転調しても統一感があるって凄いな。
④サンク
この曲好き。
ギターがなんだかフリーキー。それに乗せてまず世界への違和感を吐き出し、続く「なんだかありがとう」から始まるパートで、ミニマルで綺麗なメロディと共に一気に情景を晴れ渡らせる。
《なんだかありがとう 憧れまくりの/パンクは思い出みたいにピュアで/どんだけ汚れたってドキドキしちゃうよ/そしたら俺は》
でシメは《Yah!Yah!Yah!Yah!ノリノリのっていくよ》だ。
爆発力はないけど、カタルシスは異常。
⑤ANGRY MAN
このアルバム随一のディープネス。前ライヴで聴いて印象の良かった曲。
やっぱスパルタにはこのテの曲もねーとな、と思う。暗黒ロマンティックな世界観。笑顔の毒。王道スパルタ・パンク。
《ねぇ 満月が溺れたこんな夜には/ねぇ なんとなく 少し手を繋ぎましょう》
⑥I LOVE YOU
この怪しいムード。これがスパルタのI LOVE YOUです。いまにも弦が千切れそうなギターの泣きを、コウセイのシャウトが燃やしてくれる。
《叫ぶパンクス達 赤いピュアネスだけ/鳴らした》
上記部分のメロディがドツボ。
⑦ピンクのバイクにまたがって
この曲はひたすらかっこいいです。ちょっと愛嬌がないなってぐらい。
ラストの転調が大胆。
《ピンクのバイクにまたがって 最高時速で風切って/あの娘がなくした純情を 取り戻さなくちゃダメなんだ》
⑧ジャーニー&ジャーニー
この辺からまた開放的に。
ロック少年の唄なんだけど、サウンドには成熟した男っぽさが感じられて、そのバランス…つかアンバランスが素敵な曲です。
《俺は今でもドキドキしてる/モノホンロックにビンタされた/手の跡は消えない》
あ…てかこれロック少年を少し過ぎたトコの唄なんか。納得。
⑨ジェネレーションX
また《パッション!》かよ!
これまた最高なアッパーチューンですな。無意味なポジティヴネスに、なぜか涙腺が刺激される。他のパートが突き抜けてるから、《君が何回も落としたものは/僕が届けるから》って静かな吐露が響く。
レスポンス・ポイントが多いので、予習を念入りに。
《フューチャー 明るいんだって?/めでてーな おどろーぜ/今、泣きそうでやばかった/なんでかな》
⑩ハート
ラスト。なんか全部誉めてるけどこの曲、滅茶苦茶かっこいいぞ。
哀愁帯びたギターのリフ(バック手拍子)から入って、ファンキーなメロ、伸びやかに炸裂するサビ。すげー感動的な構造。
んで詞がこれまた。自己言及的なんだな、この詞は。オリジナルメンバが抜けた、セルフタイトルのアルバムのラストで、ロックを鳴らして生きていくという心意気が、高らかに鳴らされる。
ラストのギターの高揚に、泣かずにいられましょうか。
《このシャウトで君を トバしたくなってしまったのさ/このギターで町を燃やしたくなってしまったのさ/ハンパじゃないこのリズムで踊れ 踊れ/夜が明けても朝が来ても さめない夢をあげる》
…引用しきれなかった詞は、ライヴレポで引用したるぜ。
全10曲。四十分未満で疾走するロックンロール。
前作のような「濃さ」には乏しいが、非常に「踊れる」アルバム。これで11月のワンマンは跳ねまくってきます。
全曲感想。
①ばかやろう
サビは「ばかやろう」のリフレイン。コール&レスポンス経験済み。
詞にもそれが顕著だが、ロックの刹那的な初期衝動を体現する楽曲。ここにきてパンクに先祖返りか。
ライヴでもピークになるだろね。
《誇れるものは何ひとつ持ってねー 夕方3時に目覚める毎日/罪悪感に潰されちまうから 壊れたロックで踊りまくんのさ》
ノイジーなギターがかっこいい。
②DANCE QUEEN
前作「夢ステーション」や「ロックとハニー」に連なる、スパルタ・ラヴ・ソング。ベースラインが描くダンスフロアの不穏と、コウセイのボーカルとコーラスが語る純情、ギターの昂ぶりが見事な物語を紡ぐ曲。
《難解すぎてわかんねー とにかく大好き/なんか普通でゴメン でも最高だろ?》
しかし「パッション!」連呼って、俺こんなコント知ってるぞ。おぎやはぎとドランクと東京03の…。
③ディストーションブルースボーイ
キレイなAメロから、タテに跳ねるBメロ、んで印象的なサビ…《ガンガンひずむ! マイハート!》のリフレインへ。ここはガッツリ叫ぶべ。
こんだけ転調しても統一感があるって凄いな。
④サンク
この曲好き。
ギターがなんだかフリーキー。それに乗せてまず世界への違和感を吐き出し、続く「なんだかありがとう」から始まるパートで、ミニマルで綺麗なメロディと共に一気に情景を晴れ渡らせる。
《なんだかありがとう 憧れまくりの/パンクは思い出みたいにピュアで/どんだけ汚れたってドキドキしちゃうよ/そしたら俺は》
でシメは《Yah!Yah!Yah!Yah!ノリノリのっていくよ》だ。
爆発力はないけど、カタルシスは異常。
⑤ANGRY MAN
このアルバム随一のディープネス。前ライヴで聴いて印象の良かった曲。
やっぱスパルタにはこのテの曲もねーとな、と思う。暗黒ロマンティックな世界観。笑顔の毒。王道スパルタ・パンク。
《ねぇ 満月が溺れたこんな夜には/ねぇ なんとなく 少し手を繋ぎましょう》
⑥I LOVE YOU
この怪しいムード。これがスパルタのI LOVE YOUです。いまにも弦が千切れそうなギターの泣きを、コウセイのシャウトが燃やしてくれる。
《叫ぶパンクス達 赤いピュアネスだけ/鳴らした》
上記部分のメロディがドツボ。
⑦ピンクのバイクにまたがって
この曲はひたすらかっこいいです。ちょっと愛嬌がないなってぐらい。
ラストの転調が大胆。
《ピンクのバイクにまたがって 最高時速で風切って/あの娘がなくした純情を 取り戻さなくちゃダメなんだ》
⑧ジャーニー&ジャーニー
この辺からまた開放的に。
ロック少年の唄なんだけど、サウンドには成熟した男っぽさが感じられて、そのバランス…つかアンバランスが素敵な曲です。
《俺は今でもドキドキしてる/モノホンロックにビンタされた/手の跡は消えない》
あ…てかこれロック少年を少し過ぎたトコの唄なんか。納得。
⑨ジェネレーションX
また《パッション!》かよ!
これまた最高なアッパーチューンですな。無意味なポジティヴネスに、なぜか涙腺が刺激される。他のパートが突き抜けてるから、《君が何回も落としたものは/僕が届けるから》って静かな吐露が響く。
レスポンス・ポイントが多いので、予習を念入りに。
《フューチャー 明るいんだって?/めでてーな おどろーぜ/今、泣きそうでやばかった/なんでかな》
⑩ハート
ラスト。なんか全部誉めてるけどこの曲、滅茶苦茶かっこいいぞ。
哀愁帯びたギターのリフ(バック手拍子)から入って、ファンキーなメロ、伸びやかに炸裂するサビ。すげー感動的な構造。
んで詞がこれまた。自己言及的なんだな、この詞は。オリジナルメンバが抜けた、セルフタイトルのアルバムのラストで、ロックを鳴らして生きていくという心意気が、高らかに鳴らされる。
ラストのギターの高揚に、泣かずにいられましょうか。
《このシャウトで君を トバしたくなってしまったのさ/このギターで町を燃やしたくなってしまったのさ/ハンパじゃないこのリズムで踊れ 踊れ/夜が明けても朝が来ても さめない夢をあげる》
…引用しきれなかった詞は、ライヴレポで引用したるぜ。
スパルタローカルズ スパルタローカルズ 安部コウセイ 曲名リスト 1. ばかやろう 2. DANCE QUEEN 3. ディストーションブルースボーイ! 4. サンク 5. ANGRY MAN 6. I LOVE YOU 7. ピンクのバイクにまたがって 8. ジャーニー&ジャーニー 9. ジェネレーションX 10. ハート Amazonで詳しく見る by G-Tools |