urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

GOING UNDER GROUND 『TUTTI』

2006年04月15日 | listening
レヴュー書くのが遅くなってしまいました。
前作あたりから、このさびしんぼうたちがどんどん洗練されて来ている気がして…このアルバムも、⑥の壮大なアレンジ(コーラスも効果的。あと詞がバンプみてーだ)、⑪⑬で聴かせる洗練されたポップスなど、ポップ・バンドとしては着実に力をつけ、まとまりが良くなっている印象はあります。ポップ・アルバムとしては、非常に聴き応えのあるアルバムでしょう。曲数も多いし。「どこかで聴いたな」と思える曲が多いのも、このバンドが広く受け入れられつつあることの証明だと思います。
でも…『かよわきエナジー』や『home』にあったような、センチメンタル過剰ないたなさが、どんどん失われているようにも思えるのでした。正直それはこのバンドの大きな魅力の一つであったと思うので、多少寂しい気もしました。
しかし②で聴かせる至上のセンチメントの疾走(ゴーイングの曲の中でも最も好きな部類です)、⑩のあまりにもまっすぐなメッセージなど、相変わらず胸キュン(いや、テクニカル・タームだよこれは)させてくれるバンドなのでした。

トゥッティ(初回限定盤)トゥッティ(初回限定盤)
GOING UNDER GROUND

曲名リスト
1. Primary Music
2. パスポート
3. STAND BY ME
4. キャンディ
5. 口笛どろぼう
6. シグナル
7. 南十字
8. 愛をちょうだいな
9. ノラ
10. Happy Birthday
11. グッバイベイビー
12. orion
13. きらり
14. いつまでたっても ※〈CDエクストラ内容:STAND BY ME~きらり~Happy Birthday(ビデオ・クリップ)〉

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2 コメント

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ぎゃー! (さきち)
2006-04-16 13:13:51
>センチメンタル過剰ないたなさが、どんどん失われているようにも思えるのでした。



そうなの!そうなのよ!

私と友人も「昔のキラキラで切ない部分が少ない!

」って言ってたのですよ。

でも、好きだけどね、こもアルバム。

Unknown (urt)
2006-04-16 21:16:36
普通にかっこよかったり普通にいい曲だったりしてね。アローのいたたまれなさに身悶えしていた頃が懐かしい…いや、俺も好きだよ。うん。