一週間サボったのは『邪魅の雫』に手こずってストック切れたからです。
CDに関して言うなら、ずっとラッドにハマってたからです。
というわけで三枚目。当然全曲行く…その前に総括すれば。
ロック/ポップのアルバムとして、正直とてつもなく高クオリティ。三枚通して聴いてくると世界観の広がりが圧倒的で。輪廻と進化の端から端まで。ちいさな蛍の光から銀河の果てまで。野田洋次郎のソングライタとしての急速な発展を「なんとか閉じ込めた」って感じの魔封波的12曲。
客観的に必聴だと思います。
①4645
正統派ロック・ナンバー。やみくもに結婚したがる詞もなんとなく似てるし、エルレあたりに通底するキュートさと高揚感。
でもコロコロと変わる曲の表情がこのバンドらしくて素敵。
②セプテンバーさん
この曲好きー。
《「夏」ってだけでキラキラしてた あの気持ちが好きなの/「もう少しだけここにいさせて」 そんな顔で僕見るの》
透明感のある極上のポップス。
非常に心地いい浮遊感には、野田の声もだいぶ貢献してると思う…だから卑怯だって。
③イーディーピー~飛んで火にいる夏の君~
ヘヴィ・ミクスチャー。「捨て曲だけどメロディがいいから許せる」とちょっとミステリ好きなCさんが仰っていましたよ。
俺もこういうの本領じゃないとは思う。あと《東と西の次は北と南なんです》って、山形市内の県立高校の序列?w
④閉じた光
あーいい。
非常にシリアスな世界を持った詞と、疾走感溢れるメロ・サウンドで聞かせる、このアルバム個人的には随一のアンセム。
《20年目の夜》なのがホント驚異的だよな。
⑤25コ目の染色体
はっきり言ってね、
《あなたが死ぬその まさに一日前に/僕の 息を止めてください これが一生のお願い/あなたが生きるその最後の日に僕は/ソラからこの世が何色に染まるか当てたいんだ》
…(涙を飲み込む間)って、古今東西のラヴソングで最上のフレーズが鳴らされてしまっていると思いますよ。
アホほどラヴソングばっかり書いてきた人だけど、その完璧な到達点。でもこれからも書いてくんだろうな…フラレたらしいけど。
⑥揶揄
ピアノとそのインプロビゼーションが非常にswingin'な一曲。詞はまったく意味が分からないけど、世界観の広がりはこの曲に最も象徴されている。
⑦蛍
非常に期待感を抱かせるサウンドプロダクション(バンプの「Stage of the ground」思い出す)が見事で、このバンドの「音」の魅力を体現する曲。それに加えて《余った羽をもらいに行ったよ》あたりの歌い上げ方とか、永積タカシっぽい「声」の魅力。
…ぶっちゃけそれだけ焦らしといてのサビの殺傷力にはやや期待し過ぎた感も。
⑧おとぎ
ここに来てオーソドックスな英詞ロック。完成度は高いがフック的に物足りない感も。
でも詞はとてもシンプルにまとまってていいと思います。
⑨最大公約数
⑤が野田のロマンティシズムの完成形なら、この曲は端的に「能力」において到達点たる作品。全文引用したいぐらいの完璧な詞。「最大公約数」ってタイトルでいきなり歩幅での寓意を持ってきたのにも悶絶したけど、《別れる 理由 3つあるなら 別れない理由100探すから》っとこ、「何回割っても一つだけ残るってか!!」つって悶死してました。
持論「イントロ良ければ即名曲」も実証されてるし。
⑩へっくしゅん
随一のヘヴィ曲。エミネム臭い(←嫌い)。
⑪トレモロ
④と張るロック・アンセム。ややこっちのがポップ寄りか。
かっけーなー。
⑫最後の歌
ラストは今回バラードでシメ。サビの凛とした存在感が印象的な佳曲。
ふとした時になんとなく聴いて号泣するタイプの曲だと思う。
今年聴いたなかではベストのアルバムだった。「25コ目の染色体」と「最大公約数」を聴くためだけにでも買う価値のあるアルバムだと思う。測れるもんじゃねえのは承知の上で、「才能」というモノサシを持ち出すならば、僕の知る限り突出したものを感じる。野田洋次郎。
クリスマスのライヴはzeppらしく。売れるべきバンドはやっぱり売れるんだね。
まあとにかく、破格ですよ。
CDに関して言うなら、ずっとラッドにハマってたからです。
というわけで三枚目。当然全曲行く…その前に総括すれば。
ロック/ポップのアルバムとして、正直とてつもなく高クオリティ。三枚通して聴いてくると世界観の広がりが圧倒的で。輪廻と進化の端から端まで。ちいさな蛍の光から銀河の果てまで。野田洋次郎のソングライタとしての急速な発展を「なんとか閉じ込めた」って感じの魔封波的12曲。
客観的に必聴だと思います。
①4645
正統派ロック・ナンバー。やみくもに結婚したがる詞もなんとなく似てるし、エルレあたりに通底するキュートさと高揚感。
でもコロコロと変わる曲の表情がこのバンドらしくて素敵。
②セプテンバーさん
この曲好きー。
《「夏」ってだけでキラキラしてた あの気持ちが好きなの/「もう少しだけここにいさせて」 そんな顔で僕見るの》
透明感のある極上のポップス。
非常に心地いい浮遊感には、野田の声もだいぶ貢献してると思う…だから卑怯だって。
③イーディーピー~飛んで火にいる夏の君~
ヘヴィ・ミクスチャー。「捨て曲だけどメロディがいいから許せる」とちょっとミステリ好きなCさんが仰っていましたよ。
俺もこういうの本領じゃないとは思う。あと《東と西の次は北と南なんです》って、山形市内の県立高校の序列?w
④閉じた光
あーいい。
非常にシリアスな世界を持った詞と、疾走感溢れるメロ・サウンドで聞かせる、このアルバム個人的には随一のアンセム。
《20年目の夜》なのがホント驚異的だよな。
⑤25コ目の染色体
はっきり言ってね、
《あなたが死ぬその まさに一日前に/僕の 息を止めてください これが一生のお願い/あなたが生きるその最後の日に僕は/ソラからこの世が何色に染まるか当てたいんだ》
…(涙を飲み込む間)って、古今東西のラヴソングで最上のフレーズが鳴らされてしまっていると思いますよ。
アホほどラヴソングばっかり書いてきた人だけど、その完璧な到達点。でもこれからも書いてくんだろうな…フラレたらしいけど。
⑥揶揄
ピアノとそのインプロビゼーションが非常にswingin'な一曲。詞はまったく意味が分からないけど、世界観の広がりはこの曲に最も象徴されている。
⑦蛍
非常に期待感を抱かせるサウンドプロダクション(バンプの「Stage of the ground」思い出す)が見事で、このバンドの「音」の魅力を体現する曲。それに加えて《余った羽をもらいに行ったよ》あたりの歌い上げ方とか、永積タカシっぽい「声」の魅力。
…ぶっちゃけそれだけ焦らしといてのサビの殺傷力にはやや期待し過ぎた感も。
⑧おとぎ
ここに来てオーソドックスな英詞ロック。完成度は高いがフック的に物足りない感も。
でも詞はとてもシンプルにまとまってていいと思います。
⑨最大公約数
⑤が野田のロマンティシズムの完成形なら、この曲は端的に「能力」において到達点たる作品。全文引用したいぐらいの完璧な詞。「最大公約数」ってタイトルでいきなり歩幅での寓意を持ってきたのにも悶絶したけど、《別れる 理由 3つあるなら 別れない理由100探すから》っとこ、「何回割っても一つだけ残るってか!!」つって悶死してました。
持論「イントロ良ければ即名曲」も実証されてるし。
⑩へっくしゅん
随一のヘヴィ曲。エミネム臭い(←嫌い)。
⑪トレモロ
④と張るロック・アンセム。ややこっちのがポップ寄りか。
かっけーなー。
⑫最後の歌
ラストは今回バラードでシメ。サビの凛とした存在感が印象的な佳曲。
ふとした時になんとなく聴いて号泣するタイプの曲だと思う。
今年聴いたなかではベストのアルバムだった。「25コ目の染色体」と「最大公約数」を聴くためだけにでも買う価値のあるアルバムだと思う。測れるもんじゃねえのは承知の上で、「才能」というモノサシを持ち出すならば、僕の知る限り突出したものを感じる。野田洋次郎。
クリスマスのライヴはzeppらしく。売れるべきバンドはやっぱり売れるんだね。
まあとにかく、破格ですよ。
RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~ RADWIMPS 曲名リスト 1. 4645 2. セプテンバーさん 3. イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~ 4. 閉じた光 5. 25コ目の染色体 6. 揶揄 7. 螢 8. おとぎ 9. 最大公約数 10. へっくしゅん 11. トレモロ 12. 最後の歌 Amazonで詳しく見る by G-Tools |