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uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


「報ステ」党首討論が大荒れ「学級崩壊」状態 安倍首相側「演出は卑怯」とテレ朝批判

2016-06-23 04:56:23 | 日記
 参院選(2016年7月10日投開票)公示前としては最後に行われた党首討論は、

発言中に他の党首が割って入る場面が相次ぎ、

特に終盤は大荒れの「学級崩壊」状態だった。


党首討論は16年6月21日夜にテレビ朝日「報道ステーション」で

約45分にわたって行われたが、

安倍晋三首相は、収録が予定よりも長引いたことを

「スケジュールいっぱいなんですよ、おかしいでしょ、それ!」などと激怒。

収録後もテレビ朝日に抗議し、フェイスブックでも秘書が

「こちらが打ち切った様な印象を与える演出は卑怯」

などと番組を非難する書き込みをするなど、「延長戦」の様相だ。

■「答えましょうか?いいですか?」と他の人の発言に割って入る

 
番組では、憲法と安保法制、消費増税、社会保障などテーマに議論。


9党の代表者が次々に発言する中、安倍首相はたびたび手を上げて

「答えましょうか?いいですか?」と他の人の発言に割って入ったり、

他の人が意見を述べようとしたりすると

「ちょっと待ってください」などと話し続ける場面が相次いだ。


16年春に古舘伊知郎氏に代わって

報ステキャスター起用された富川悠太アナにとっては、

最初の国政選挙の党首討論の司会だった。

その富川キャスターは、

討論終盤にかけて時間切れになったことを告げながら、

党首討論のあり方について

「テレビでの党首討論は今週が最後になる。

安倍総理のご都合もあると聞いている。

我々としてはどうしてもやりたいという気持ちがある」


などと話し、その直後に民進党の岡田克也代表を指名しようとしたところ、

安倍首相がやはり「それね、お答えしましょう」

と割って入ったところから、混乱が始まった。安倍首相が


「例えば菅(直人)政権の時に、

報道ステーションに菅さん出なかったじゃないですか。

ですが、(当時の)党首討論は4回ですよ。

今度は5回。ネットの討論もやってますから回数は多い。

それとプラス、もう1点は期日前投票が今、4分の1増えた。

だから、その期日前投票の前にしっかりと議論を終えておくべき」

と主張すると、安倍首相は時計を見ながら、飛行機の時間を理由に

「ちょっと6時には出なきゃいけない」

と苛立った様子になった。



多数の出演者が言い合って聞き取れない状態に

富川キャスターが改めて

「最後の一言をお願いします」

と岡田氏に発言を促すと、出演者が

「ちょっとこれ、(聞き取り不能)じゃないじゃない!これ」(安倍首相)

「一番喋ってますよ、総理」(生活の党と山本太郎となかまたち・山本太郎代表)

「最後の2週間に、党首討論がないのは異常ですよ!」(民進・岡田代表)

「始まるのが遅いんだよ!私も飛行機乗るんだよ!」(おおさか維新の会・片山虎之助共同代表)

などと一斉に発言。富川キャスターは

「皆さんの予定に合わせて開きましたので、この時間になってしまいました」

などと事態を収束させようとしたが、

「当落線上でみんな必死なんだから、

スケジュールいっぱいなんですよ」(公明党・山口那津男代表)

「スケジュールいっぱいなんですよ、おかしいでしょ、それ!」(安倍首相)

などと怒りが収まらないまま収録が終わった。

収録に居合わせた各メディアによると、安倍首相は収録後も

「6時までって言ったじゃないですか!」

などとテレビ朝日側に抗議し、その様子を民進党の岡田克也代表は

「あれが首相の姿かと思うとがくぜんとする」

と嘆いていた。


テレビ朝日は「放送に至る過程については、従来お答えしておりません」

一部には安倍首相の態度が「大人げない」とする批判も出たが、

安倍首相側は翌6月22日夕方、フェイスブック(FB)で反撃に出た.

書き込みは秘書を名乗って行われ、

「報道ステーションの対応にはあきれました」

とテレビ朝日側を批判。

18時終了を厳守するという条件で出演を了承したにもかかわらず、

収録が約1分間長引いたことを強く非難した。

「にも関わらずこちらが席を立たなければならない事をわかっていて

18時を過ぎてから質問を投げかけ、

あたかもこちらが打ち切った様な印象を与える演出は卑怯です。

国会では総理が1分遅れても陳謝或いは散会になります。

みんなの大切な時間は守る事は社会人なら当たり前でしょう」(原文のママ)

J-CASTニュースでは、テレビ朝日広報部に、

安倍首相側からの批判に対して反論の有無を含めてコメントを求めたが、

「放送に至る過程については、従来お答えしておりません」

とのみ回答が返ってきた。


-J-CASTニュース 6月22日(水)19時41分配信-










まさに「学級崩壊」状態だ。



私は残念ながらこの番組を観ていない。

だから内容云々について批評できる立場にない。


しかし、過去の政治屋さんの討論番組を観ているので

どんな流れでどのように崩壊したか

想像に難くない。




番組を制作した局側は、

そうした過去の経験と教訓を全く生かしていない。

限られた時間の中から各党の主張を公平に割り当てるなら、

厳格なルールと議事進行における

司会の強いリーダーシップが求められる。


然るにこの記事を見ると、

司会(又はディレクターやプロデューサーなど製作者側の、

司会者であるアナウンサーへの意向と指示)

は自らの職務を果たせていない。



そこに出席した政治屋さんたちは、

腐っても国民を代表する為政者階層の人たちだ。

いわば『公人』であり、

マスコミのゲスな思惑と金儲けの道具に利用しては

いけない人たちなのだ。



タダの社員に過ぎないアナウンサーが

『大物政治家』と呼ばれる政治屋さんたちを前に

萎縮するのは分からないでもないが、

それでは失格・落第だ。


番組そのものが大失敗であり、

必要以上に観ている者に負のイメージを与えた。



あまりに無責任な局側の対応と非難されても仕方ないだろう。



また、政治屋さんたちにも責任の一端はある。

誰もが「我が、我が」と先を争って発言していては、

討論そのものが成り立たなくなる。


記事のタイトルに『「学級崩壊」状態』とあるが、

大人であり討論のプロであるべき人達が、

そのような状態を生み出すこと自体、

とても恥ずかしく、みっともない。


小学校で既に『学級会』『終わりの会』など名称は異なるが

様々な機会を設けて会議や討論などが行われる。


小中高、多くの場合、大学卒業以上の経歴を持つ面々が

そのような体たらくで良いのか?



今度の参議院選挙から、現役の高校生とその直近の年齢の有権者が

初めて投票行為に参加する。


彼らは会議や討論を日常の中、普通に行っている世代であり、

自分たちの経験を直に投影する世代なのだ。


だが、そんな彼らの目に、

テレビの大人たちはどう映ったのだろう。



今回の恥ずかしい「学級崩壊」状態を

海外メディアはどう評価するのか

考えるだけでも暗い気持ちになる。




安倍首相には首相としての立場と責任がある。

野党の批判に答える権利と責任があり、

それに答えなければならない。


局側はそれに十分配意し、時間枠を設ける義務がある。

その代わり、誰かが発言しているとき、

発言途中で割って入り自らの主張をを繰り広げる人を

制し、たしなめなければならない。


そんな最低限のルールが守れないならば、

例え内閣総理大臣であれ、野党の党首や代表であれ、

それらの討論に出席する資格はない。



そんなこともできない稚拙な集団として、

主催する側も、出席者も、内外の笑いものとして、

また恥を晒したと云えるだろう。





国民が政治屋さんのことを「先生」と呼ぶのは、

心から師と仰ぎ、尊敬できる存在と思っているからではない。


その程度の人たちであっても、自分たちの願いや希望を

少しでも果たして欲しいと願うからに他ならない。



その辺のことを少し考え、反省してほしい。

制作した局側も、そんなゲス対応しかできないのであれば、

存在そのものが問われることを覚悟しておくべきだ。



低次元の争いを露呈した大人たち。


日本人は地震などの災害に於いて、秩序正しく、

自分個人の欲求を抑えても秩序を守ろうとする驚異の民族として、

海外から尊敬と称賛を受け入ている。



しかしその例外が、日本のトップに存在している事実を

海外の人たちの目に、どう映っているのか気になるオヤジが一句。




分け前を  貪る姿  鏡見て




お粗末。