一時期積もっていた雪も消え、今のところは「暖かい初冬」となっています。
このままいけばいいのですが、そうはならないでしょうね。今年も、残すところあと1か月。
早いですね。ともすれば大震災の記憶が遠くなりがちですが、できることはしっかり継続
していかねばなりません、微力でも。宇野ゆかりの皆さま、お元気でしょうか?
築山順子さんの著作「最新和洋料理」の内容をチェックしていると、地域独特の用語・食材
などが登場して、興味深いものです。その中の一つで次のようなものがありました。
「かば焼き豆腐」を作る時の食材に「阿蘇のり・水前寺のり」を使用するのが最も適当である、
というのです。これらの「のり」の名前を目にするのは初めてでした。熊本の地名が入った
「のり」ですから、近くの海で採れた「海苔」の名前だろうと思っていましたが、「阿蘇」
「水前寺」に引っかかっていました。どちらも「海」ではなく、むしろ「山」だったからです。
少し調べていくうちに、意外なことが分かりました。「水前寺のり」は、いわゆる海で採れる
「海苔」ではなく、川で採れる「藍藻」だというのです。しかも、今は絶滅が危惧され、国の
天然記念物。水前寺の江津湖(えづこ)ではすでに絶滅したものとされ、福岡県朝倉市の
黄金川でも天然のものは少なくなっているといいます。養殖はされているようですが。
本が出された明治の末期、この頃は「水前寺のり」は熊本では珍しい食材ではなかったの
でしょうね。国の天然記念物に指定されたのが大正14年ですから、明治以後の環境の変化
などで稀少になったのかもしれません。
一方、「阿蘇のり」も調べてみましたが、こちらは有用な資料は見つけられませんでした。
阿蘇山中のどこかの清流で「藍藻」が育っていたのでしょうか? 今でもあるのでしょうか?
ご存じの方がいましたら、情報をお知らせいただければ、と思います。それにしても、どんな
味、食感なのでしょうね。この「のり」を使った「かば焼き豆腐」を食べてみたいものです。
イチョウの落ち葉に積もった雪が融け残っていました。いずれ雪の下になってしまう
ものと思います。清源院の旅日記、やっと完結。最終日に、宇野甚五郎さんが登場して
いました。遅くなりましたが、来週にはお届けできるものと思います。
このままいけばいいのですが、そうはならないでしょうね。今年も、残すところあと1か月。
早いですね。ともすれば大震災の記憶が遠くなりがちですが、できることはしっかり継続
していかねばなりません、微力でも。宇野ゆかりの皆さま、お元気でしょうか?
築山順子さんの著作「最新和洋料理」の内容をチェックしていると、地域独特の用語・食材
などが登場して、興味深いものです。その中の一つで次のようなものがありました。
「かば焼き豆腐」を作る時の食材に「阿蘇のり・水前寺のり」を使用するのが最も適当である、
というのです。これらの「のり」の名前を目にするのは初めてでした。熊本の地名が入った
「のり」ですから、近くの海で採れた「海苔」の名前だろうと思っていましたが、「阿蘇」
「水前寺」に引っかかっていました。どちらも「海」ではなく、むしろ「山」だったからです。
少し調べていくうちに、意外なことが分かりました。「水前寺のり」は、いわゆる海で採れる
「海苔」ではなく、川で採れる「藍藻」だというのです。しかも、今は絶滅が危惧され、国の
天然記念物。水前寺の江津湖(えづこ)ではすでに絶滅したものとされ、福岡県朝倉市の
黄金川でも天然のものは少なくなっているといいます。養殖はされているようですが。
本が出された明治の末期、この頃は「水前寺のり」は熊本では珍しい食材ではなかったの
でしょうね。国の天然記念物に指定されたのが大正14年ですから、明治以後の環境の変化
などで稀少になったのかもしれません。
一方、「阿蘇のり」も調べてみましたが、こちらは有用な資料は見つけられませんでした。
阿蘇山中のどこかの清流で「藍藻」が育っていたのでしょうか? 今でもあるのでしょうか?
ご存じの方がいましたら、情報をお知らせいただければ、と思います。それにしても、どんな
味、食感なのでしょうね。この「のり」を使った「かば焼き豆腐」を食べてみたいものです。
イチョウの落ち葉に積もった雪が融け残っていました。いずれ雪の下になってしまう
ものと思います。清源院の旅日記、やっと完結。最終日に、宇野甚五郎さんが登場して
いました。遅くなりましたが、来週にはお届けできるものと思います。
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