宇野ルーツだより

ご先祖のルーツを探す旅

「西南戦争 民衆の記」

2018-06-05 19:52:25 | 日記
   6月初めとしては異例の真夏日となりました。人も生き物もリズムが狂います。

    

    

    札幌の母なる川…豊平川です。過去に幾度となく氾濫をくり返してできた扇状地に大都会ができました。
          ハマナスの花が満開になっていますが、今年は早いように思います。

  日本で最後の内戦とも呼ばれる「西南戦争」。武力を交えて日本人同士が殺し合う。歴史上は戦国時代に
  代表されるように、何度もくり返されたことですが、本当に「西南戦争」が最後になってほしいものです。
    
  その「西南戦争」を民衆の視点から描いたのが標題の著書です。歴史的な事件、特にこのような「内戦」は
  勝者と敗者の視点から描かれ記録されることが多いのですが、その時、名もない民衆はどうしていたのか?
  
  戦争は人を狂わせる…官軍・薩軍=賊軍だけではなく、一般民衆も戦争に巻き込まれて犠牲になる一方、
  「戦争バブル」に踊った人もいたようです。どんな大儀を掲げても戦争に勝者・敗者はありません。

  宇野の関係者では、延岡で処刑され短い人生を終えた友成正雄、薩軍熊本隊参謀として参戦し、何とか
  生き延びて隠棲した緒方夫門などなど、こんなはずでは? と思っていたかもしれません。

     長野浩典 「西南戦争 民衆の記」 弦書房  著者は大分県内の高校の先生ですが、
     曽祖父は実際に西南戦争を目撃しており、言い伝えを聞いて育ったといいます。