宇野ルーツだより

ご先祖のルーツを探す旅

わたしが残していくもの♪

2011-10-27 19:06:09 | 日記
  朝晩はめっきり寒くなり、ストーブが活躍し始めました。手稲山もうっすら冠雪です。
 宇野ゆかりの皆さま、風邪などひかれませぬように。秋が深まるにつれて、何となく気分も
 沈みがちになり、情緒的な歌がぴったりするようになります。パソコンで作業しながら、
 よく聞く歌のひとつが、この「わたしが残していくもの」(西島三重子さん)です。

 ・・・・・・・・・・・・・・・わたしが残していくもの・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  思い出してごらんよ
  あれは、春の陽射し浴びて
  こぼれるような笑みを浮かべる
  黄色い帽子、家族写真

  思い出してごらんよ
  あれは夏の海のにおい
  はにかむように笑うあの人
  いつしか恋を知っていく

  ああ、風が吹く 心の奥かけぬける
  ひとりぼっちの夜ほど 愛してくれた人を想う
  ああ、風が吹く めぐりめぐる時を過ぎ
  いつか最期にわたしが残していくものが
  ほほえみであるように

  思い出してごらんよ
  あれは秋のポプラの道
  肩を落としたわたしをのぞき
  おどけて見せる友の笑顔

  思い出してごらんよ
  あれは冬の空に抱かれた
  愛する人の最期の姿
  粉雪、頬でとけていく

  ああ、風が吹く 遠い時代かけぬける
  たとえ思い出せないほど 涙もとうに涸れはてても
  ああ、風が吹く すべて運びさっていく
  どうか最期にわたしが残していくものが
  ほほえみであるように

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   手稲平和霊園で出会った墓石のひとつです。外国人の方のものではありません。
   歌詞を見ると、あの有名な歌「わたしのお墓の前で…」を刻んでいるようです。

珍しい家紋

2011-10-22 17:19:29 | 日記
 一日中、雨降りとなりましたが、そんなに寒くはありません。でも、昨日は市内のあちこちで雪虫が
  舞いましたから、もうじき雪が降るものと思います。宇野ゆかりの皆さま、いかがお過ごしですか?

  墓地めぐりをしていると、個性的なお墓に感動したり、初めて見る家紋に出会ったりと飽きません。
  家紋には「五大紋」と呼ばれ、多く使用されている紋の「ベスト5」があるそうです。さらに拡げて
  「十大紋」もあるようです。

           五大紋…藤紋・片喰紋・鷹の羽紋・桐紋・木瓜紋

  さらに「十大紋」となると、上の5つに加えて

           十大紋…沢潟紋・柏紋・橘紋・蔦紋・茗荷紋

  となるようです。もちろん地域によって違うでしょうし、正確に数えているとは思えないので、どれが
  一番かということは言えないでしょう。でも、上記の紋が多く使われていることは確かだと思います。
  札幌市内の墓地でも、そのことは言えます。逆に、きわめて珍しい家紋があることも事実です。先日、
  円山墓地で見た家紋(写真)も、そのひとつでした。詳しい方には、これはよくあるよと言われそう
  ですが、何を意匠したものか見当がつきません。何かの鳥のようにも見えるのですが。皆さんは、
  どう思いますか? ちなみに家名は「堀田澤」さんでした。

  家紋は、明治に入って新しいものが多数作られたり、手を加えられたりして、かなりバリエーションに
  富むようになったといいます。でも、この写真の家紋のように、わざわざ他とかなり違うものを使用する
  には、それなりの理由があったに違いありませんね。想像が膨らみます。最近のお墓にはユニークな
  デザインのものが増えています。家紋を刻んでいないものも増えてきたのは残念ですが、機会を見て
  紹介したいと思います。
 

札幌のクマ騒動

2011-10-10 18:18:20 | 日記
  昨日は快晴でしたが、今日は秋雨の一日となりました。「札幌にクマ出没」は
 全国的な話題になっているようで、何人かの方から御心配の声をいただきました。
 札幌市は190万人を超える大都市ですが、その面積は広く、30分も行けば豊かな
 自然が残っている場所もあります。それだけにヒグマ・キタキツネ・エゾリス・クマ
 ゲラなど野生動物も多く暮らしています。

 例年、近郊の山でヒグマが目撃されることはしばしばでした。でも今回のクマ騒動、
 いつもと違うのは、マンションなどが立ち並ぶ住宅街に堂々と姿を現したことでした。
 目撃談や痕跡から、おそらく若いクマでしょう。親から離れて新たな縄張りを探す中、
 好奇心も手伝って、「ついウロウロしてしまった」ということだと思います。山の幸が
 不作だということもあるかもしれません。今年は、確かにドングリ・クルミ・山ブドウ
 などの実りが悪いように思います。

 今回出没した円山のふもとは、よく自然観察に出かけていた場所です。円山墓地には
 墓参客が多いですし、散策コースにもなっています。万が一の時の注意は必要ですが、
 大騒ぎするするほどでもありません。多くの場合は、クマの方で人に気づいて避ける
 行動を取るからです。近郊の山に入るときには、音が出るもの(鈴・ラジオなど)を
 携行するようにしています。また、臭いにも気をつけています。直前にクマが通過した
 場所では、独特の臭い(動物園の檻の前のような臭い)が残っています。そのような
 時は避けなければなりません。

 いずれにしても、駆除することは簡単ですが、ヒグマをゼロにすることはできません。
 クマの習性をよく知った上で、人間の知恵で共存していく対策が必要でしょう。知らない
 ことが怖れにつながります。札幌市は「緑が多い街」として知られていますが、多くの
 公園は、緑が植えてあるだけで、残念ながらその他の生き物の姿はありません。それ
 だけに、円山・藻岩山などは自然と触れ合える身近な場所として貴重です。野生動物が
 生きていける環境でこそ人も癒されるのだと思います。

  過去にもこのような看板は、あちこちに掲示されていました。今は円山・旭丘などに
  掲げられているのでしょう。東京の宇野匡さんから「宇野姓分布図」を示したサイトを紹介
  いただきました。どの地域に宇野姓が多いかという労作です。ルーツ探しのヒントになる
  ものと思います。ありがとうございました。

屯田兵と熊本

2011-10-05 18:10:36 | 日記
  旭川では観測史上2番目に早い初雪となって、札幌も冷え込みましたが、ここ2日ほどは
 安定した晴れになって平年並みの気温になっています。でも、朝晩は寒いので、ついにストーブの
 出番となりました。猛暑だった日がウソのようですね。宇野ゆかりの皆さま、いかがお過ごしですか?

 屯田兵の出身地の歴史を調べていたら、興味深い記録がありました。明治期に屯田兵として北海道に
 やってきた人々の出身県、ベスト10、想像つきますか? 私も何となくですが東北・北陸地方の県が
 多いのではと思っていましたが、意外に西日本の県からの移住も多いことが分かって驚きました。

 ある資料(「屯田兵物語」など)によると、多い出身県のベスト10は、以下の通りです。
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    1.石川県(492名) 2.山形県(454名) 3.宮城県(378名) 4.鳥取県(367名)
    5.福岡県(360名) 6.佐賀県(356名) 7.香川県(346名) 8.徳島県(337名)
    9.山口県(316名) 9.和歌山県(316名) (注)熊本県(222名)

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 熊本県からも222名の入地があり、少なくない数です。明治18年から32年にかけて、江別兵村、野幌兵村、
 新琴似兵村、篠路兵村、南滝川兵村など各地に入りました。その名簿を見ると、宇野清太(篠路・明治
 22年)・宇野勝復(南滝川・明治23年)が見えます。私たちの「宇野」とは直接の関係があるとは思え
 ませんが、何となく気になります。また、緒方・田尻・鳥井などの姓も頻繁に登場して興味深いものです。
 これらの屯田兵のご子孫は、どうしてらっしゃるのでしょうね。

  札幌市西区に残されている「琴似屯田兵屋」(史跡)です。明治8年に入植した当時の家屋が復元
  されています。西日本から来て、慣れない厳寒の地での開拓は大変だったようです。前回紹介した
  「築山順子さんの料理本」、順次翻刻することにしました。