
宇野ゆかりの皆さま、変化の激しい時期です。どうぞ体調に気をつけて
お過ごしください。明日の札幌はまた荒れる予報です。
昭和初期まで私たちの宇野一家が暮らした道北の中頓別町。春先に
訪れた際に、びっくりしたことのひとつが、エゾヒメギフチョウとの出会い
でした。本州にギフチョウやヒメギフチョウという「親戚」がいますが、
エゾヒメギフチョウは北海道固有の亜種です。しかも札幌には生息せず
石狩低地帯以北、以東だけで見られますが、どこにもいるというわけで
はなく、食草のオクエゾサインがある低山地中心です。
やっと雪が解けた4月下旬から5月上旬にだけ姿を現すので、春の女神、
春の妖精、スプリングエフェメラルなどと呼ばれます。ちょうどその頃に
咲くエゾエンゴサクやカタクリの花に止まる姿は春の風物詩です。どこ
でも見られるというわけではないので、札幌に住む者にはちょっとした
贅沢です。北緯45度のエゾヒメギフチョウ…ほとんど北限だと思います。
地元の方には日常の風景が、意外にお宝だったということはよくある
ことかもしれません。その意味では、最北のエゾヒメギフチョウは間違い
なくお宝と言えると思います。


オクエゾサイシンに産卵しようとしていたのかもしれません。ほかにも
鍾乳洞(これも日本最北!)周辺でも見ましたから、町内のほぼ全域に
いるのでしょう。天然記念物にして保護してもでもおかしくない存在です。
今年もたくさん元気に飛び回るといいなと思います。
