札幌はまだ荒れていませんが、道東では荒れ模様です。今がいちばん
厳しい時期ですが、宇野ゆかりの皆さま、どうぞご自愛ください。
たくさんの印象的な詩を残した吉野弘さんが亡くなって1年が経ちました。
「虹の足」「夕焼け」「生命は」などなど…国語の教科書にも採り上げ
られた詩は多いので、皆さんも一度は触れたことがあるのではないで
しょうか。1926年(大正15年)に山形県酒田市で生まれ、地元の校歌も
つくりました。
今、彼の詩が、ますます注目されているといいます。それはなぜで
しょうか。それは今の社会の情勢と無関係ではないと思います。
「虹の足」で象徴的に示されたような「他人には見えて、自分には
見えないものがある」との気づき。また「生命は」で表現された
「おしべとめしべ」だけでは果たせない役割…仲介する虫や風が
あるからこそとの指摘。
ともすると「白か黒か」「善か悪か」「戦争か平和か」などなどと
安易に判別すること=ニ項対立に押し込めることへの警告があった
ように思います。「善・悪の一方にその人を押しこめないことだ」
「正義を振りかざしても本質的な解決はない」との指摘は、いつの
時代でも通用する真理でしょう。
それを忘れて?対立・戦争をくり返してきた西洋の歴史とは違う歩みを
日本はしてきたはずです。少なくとも戦後70年は。それが今回の
人質事件に見られるような「リスク」を国民全体が背負わされる
ことになりかねない現実。そこへの漠然とした不安感が吉野さんの
詩に今一度立ちかえらせているのではないでしょうか。抗争を繰り
返してきた「西洋文明」とは違う立ち位置があるはず…その意味を
改めて考えています。
北大構内のポプラ並木です。ふだんは観光客でにぎわうの
ですが、真冬のこの時期閑散としています。農場に住みついた
キタキツネの遊び場となっていました。インターネットの接続
環境が変わるので、しばらく更新できず、メールもつながらなく
なります。ご了承ください。
厳しい時期ですが、宇野ゆかりの皆さま、どうぞご自愛ください。
たくさんの印象的な詩を残した吉野弘さんが亡くなって1年が経ちました。
「虹の足」「夕焼け」「生命は」などなど…国語の教科書にも採り上げ
られた詩は多いので、皆さんも一度は触れたことがあるのではないで
しょうか。1926年(大正15年)に山形県酒田市で生まれ、地元の校歌も
つくりました。
今、彼の詩が、ますます注目されているといいます。それはなぜで
しょうか。それは今の社会の情勢と無関係ではないと思います。
「虹の足」で象徴的に示されたような「他人には見えて、自分には
見えないものがある」との気づき。また「生命は」で表現された
「おしべとめしべ」だけでは果たせない役割…仲介する虫や風が
あるからこそとの指摘。
ともすると「白か黒か」「善か悪か」「戦争か平和か」などなどと
安易に判別すること=ニ項対立に押し込めることへの警告があった
ように思います。「善・悪の一方にその人を押しこめないことだ」
「正義を振りかざしても本質的な解決はない」との指摘は、いつの
時代でも通用する真理でしょう。
それを忘れて?対立・戦争をくり返してきた西洋の歴史とは違う歩みを
日本はしてきたはずです。少なくとも戦後70年は。それが今回の
人質事件に見られるような「リスク」を国民全体が背負わされる
ことになりかねない現実。そこへの漠然とした不安感が吉野さんの
詩に今一度立ちかえらせているのではないでしょうか。抗争を繰り
返してきた「西洋文明」とは違う立ち位置があるはず…その意味を
改めて考えています。
北大構内のポプラ並木です。ふだんは観光客でにぎわうの
ですが、真冬のこの時期閑散としています。農場に住みついた
キタキツネの遊び場となっていました。インターネットの接続
環境が変わるので、しばらく更新できず、メールもつながらなく
なります。ご了承ください。