宇野ルーツだより

ご先祖のルーツを探す旅

「田賦考」解読(5)

2009-09-18 20:27:37 | 日記
 
 さわやかな秋晴れとなりました。北海道の屋根、大雪山からは初冠雪の
 便りが届き、こちらの秋は駆け足で過ぎて行きます。まだまだ暑い地域も
 あるようですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 引き続き「田賦考」の解読を掲載します。

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 一 御郡方新地

  御郡方新地とは海辺築出し、又は畝物開等に高物成定り、
  貞享已来、追々出来の新地なり。

 一 御山方新地

  御山方新地とは御山を開或は御籔受籔床を崩作所にいたし度段、
  願によつて受籔の畝数代米上納を免せられ、高を盛御物成を
  極られ、此名目付となり。

 一 打出新地

  打出新地といふは、絵會所に問合候処、上益城甲佐手永糸田村に
  姦民有て隠田有よし。手越に訴出けれは、御吟味被仰付候得共
  隠田とては無之候に付、天和三年、右村本地新地諸畝物迠悉検地
  被仰付惣畝より過畝を拾六町六反余打出新地と云名目に成高反別
  極候よし。本行の事根元を糺さず手越の訴いたし候に付、庄屋
  共に都合七人程御仕置被仰付候と申傳。
 
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 「宇野ルーツだより」(印刷版)の最新号を発送しました。連休中の
 お届けになるかと思いますが、よろしくお願いします。江戸時代の
 文久年間の古地図に「宇野貞雄屋敷」が見えます。そのことなど、
 熊本の宇野ゆかりの場所を特集しました。資料などを提供いただいた
 皆様に改めてお礼申し上げます。


 
 各地でヒガンバナが満開のようですが、彼岸入りを前に円山墓地では
 オオハンゴンソウの黄色の花でクサギカメムシが休んでいました。
 明日からの連休を利用して、中頓別など道北方面への探索を予定して
 います。宇野ゆかりの地のひとつで、何か新しい発見があれば、また
 紹介したいと思います。