宇野ルーツだより

ご先祖のルーツを探す旅

「田賦考」解読(4)

2009-09-04 23:42:35 | 日記
 
 くもり、夜になって

 皆様いかがお過ごしですか? 日一日と秋の足音が高くなってきたような
 気がします。日中と夜の気温差に加え、新型インフルエンザの拡大なども
 あります。どうぞ体調管理にお気を付けください。

 「田賦考」の解読を引き続き掲載します。

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  一 新地
  新地とは牧野安右衛門記録に、寛永年中迠荒居候地方を承應明暦寛文のころ
  専ら開明本方のごとく高物成定り御年貢を納候とあり。
  按に古新地と云名目アリ。新地と一物二名にて御郡方新地に對して、
  古新地と云といへる人あり。然れども見圖帳に寛永新地と云名目あれは、
  是則古新地なるべし。

  寛永新地は本方同前の取扱なり、某八代の郡宰たりし時、高田會所の帳蔵
  に在る旧記を見るに、寛永十年四月の御達に御国中縄の廣き所新地開四月迠に
  書出候様にとアリ。又寛永の地撫帳に先代開といふ名目見ゆ。此類都而高を
  持新地となると見へたり。是等を寛永新地と云なるべし。

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  牧野は民間より起り、山鹿郡中村の御惣庄屋となり、後御郡代御郡政被仰付
  寛文延宝比の人也。


   
  先日、用事があって北海道大学の総合博物館に行きました。大都市の中心部に
  ある大学キャンパスは広く、自然が残っていることで知られています。付属の
  農場から眺める景色は190万の都市とは思えないものです。ススキの穂が出て
  いました。合わせて背景も秋らしく変更しました。