秋はきのこの季節!
しかしながら、きのこの種名ってまったく検討もつかず…
一度観察会に参加してみたいなぁとは思っていたのですが…
ナラタケ
なんと、なんと、学生時代の仲間がいつの間にやらきのこの専門家に!!
卒業以来、疎遠になってしまった縁がSNSのおかげで復活。今回ついに「きのこツアー」が実現しました。
声をかけて集まった仲間たちと一緒に、群馬県某所へ出かけてきましたよ。
きのこは漢字で書くと「茸」「蕈」「菌」。どれも正解。
つまり「菌(きん)」なのです。
本体は上の写真のような菌糸。胞子から発芽した1核の菌糸同士が出会い、2核の菌糸になります。そして十分に成長すると、子実体(いわゆる「きのこ」)を作り、減数分裂(2核から1核へ)をして胞子を作ります。
「椎茸」「舞茸」など私たちが食べている部分は、「子実体(しじつたい)」と呼ばれ、草花でいう花や実に当たる部分。
スッポンタケの成菌(左)と幼菌(右)
しかも出始めの頃(幼菌)と、胞子を飛ばし始める頃(成菌)、そして飛ばし終わった後(老菌)ではずいぶん姿形が変わります。
きのこについては、去年あたりから興味が加速しているものの、もうややこしくて、ややこしくて…
今回のツアーで、そんな「きのこ初心者」にも使いやすい便利な検索表を教えてもらっちゃいました。
出典:群馬県野生きのこ同好会
この検索表、なんと友人が1から作り上げたもの!すごい!!
そうです、こういうのが欲しかった!!!!!
きのこは種数が多く(国内3000種、世界に2万種)、しかも肉眼で普通に観察しただけでは識別が難しいものも多く、どこから手をつけて良いのか分かりません。
しかも、名前のついているもの以外にもまだ10倍近くの種が存在するというから驚きの世界。
この検索表の良いところは、まず傘と柄が分かれているかに始まり、肉眼の観察でわかるポイントを辿っていくと、大まかな仲間にたどり着けるということ。
そして、そこから先は図鑑の登場。
小学生向けのNEOが意外にも使いやすいとのこと。ポケット版(1045円)もあるそうなので、手始めに買ってみることに。
なんと当日便で届きました。
Amazon便利!
紹介した検索表は身近なもの(友人が住む群馬県が基準?)を対象にしているので、全てを網羅しているわけではないそうです。しかし、それだからこそ、素人にはシンプルで使いやすい!!
なお、きのこの食用については素人判断では絶対にNGです。
例えば今回観察したこちら↓
ドクツルタケ(壺とツバがある)
小指の先ほども食べたら致死量だそうです。
きのこの毒は大抵は胃に入った時点で作用するようです(カエンタケは触るだけでもダメ)。ただ、ドクツルタケのように毒性の強いものは、手についた毒を間接的に取り込んでもアウト。
観察した後はよく手を洗うこともお忘れなく!!
道なき道を歩きながら、きのこの見方やおもしろ話など、いろいろ教えてもらいながらあっという間の3時間。お昼ご飯を食べた後はじっくりと鑑定。
以下、ツアーで観察したきのこたちです↓↓↓↓↓
スギエダタケ
モリノカレバタケ
チャツムタケ(右)
アラゲコベニチャワンタケ(毛がある)
ニガクリタケ
ホウロクタケ
チシオタケ(傷つくと血液の色に変色)
フウセンタケの仲間
ズキンタケ
ホコリタケの仲間
サマツモドキ
アシナガタケ
アオネノヤマイグチ(傷つくと柄が青に)
リョクショウグサレキン
クヌギタケ
チャウロコタケ
オシロイタケ
アカカバイロタケ(ニシン臭)
チチタケの仲間(乳白色の汁)
ドクツルタケ
ホウキタケの仲間
シワタケ(傘の裏がシワ状)
カバイロツルタケ
スミゾメシメジシメジ
ビョウタケ
ムササビタケ
ツリガネタケ
アシボソノボリリュウタケ
ドクベニタケ(傘の表面が薄く剥がれる)
シロヌメリイグチ
ハナイグチ(裏は黄色のスポンジ状)
すごい!!
名前が記録できたものだけで30種類以上ありました。他にも多数。
たくさん教えてくれてありがと〜!!
彼が所属している同好会でも、定期的に「きのこの観察会」を実施しているそうなので、興味のある方は参加してみると楽しいと思います。
↓↓↓
【昨日の手抜き夕飯】
・白米
・野菜コロッケ
・レトルトカレー
・お〜いお茶
今日もいい日になりますように!