YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

昭和記念公園プレライトアップ

2023-11-01 08:07:00 | 博物館・植物園など
今年も始まりました!
昭和記念公園秋の夜散歩!!







紅葉にはまだ少し早いこのシーズンは、特別拝観料のかからないお試し点灯(プレライトアップ)。明日「2023.11.2)までは無料で日本庭園のライトアップを見ることができます。

紅葉には早くてもライトアップを楽しむには人も少なく、むしろ好都合♪













今年のメインは和傘のリフレクション。人が少ないのをいいことに一緒に行った先輩にたくさん写真を撮っていただきました♪











満足、満足…!!
ありがとうございました〜
╰(*´︶`*)╯♡

イチョウ並木もご覧の通り。



シーズンになると平日でもこんな感じですからね…↓↓↓



まあ、人が多いのもある程度までなら活気があっていいですし、なんなら人が少なすぎて、途中道を間違えたりもしましたけど…(^^;;

もちろん夜の散歩コースから外れたわけではないですし、ちゃんと道案内の看板を見ていれば迷うことはないと思いますのでご安心を(笑)

庭園とイチョウ並木の間では、伐採した枝を利用したアート作品が今年もライトアップされていました。







ただし、このベンチのある作品のところで三叉路になってますのでご注意を↓↓↓



作品につられて奥に進むとイチョウ並木から遠ざかります。会場と会場の間は意外と暗いので注意が必要です。

なお、2023.11.3〜26までのライトアップイベントは日本庭園に入る場合は通常の入園料450円のほかに特別拝観料1100円(web)が必要ですが、イチョウ並木とこのアート作品は入園料のみで見られます。

特に入れ替えはありませんので(日本庭園は16:00〜16:30の間入園不可)、夕暮れ前に入園して秋のブーケガーデンややコスモス畑も楽しめます。







ただ、キバナコスモスの丘は終了間際。


他の花壇も季節が進むとどうなるのかなぁ…。

それから、去年もおすすめした焚き火カフェ。今年もやっていました。



焚き火でマシュマロを焼いたり、フランクフルトをバーベキュー台で焼いたりできます。

マシュマロを遠火でじっくりと焦がしていくと中がとろけて、外がカリッとなるのだと、先輩に教えてもらいました。試してみたら今までと全然違ってびっくりでした。美味しい〜!!

でも一番美味しかったのは、こちらの手作りおやつ。



包んでいた和の布(ミニ風呂敷?)をランチョンマットがわりに!

いい感じ♪
次に森カフェに行くときはミニ風呂敷を持っていこうと心に誓いました。

何から何までおせわになりました〜!!




【今朝は5分でGO】

・丸いバターパン
・ミルクティー
・福島のお土産「ままどぉる」


今日は仕事がお休みのため、これから遊びに出かけます!
いい日になりますように!



満開!曼珠沙華祭り!!

2023-09-22 18:09:00 | 博物館・植物園など
夕方から雨が降り始めた北多摩です。昨日の予報ではもう少し早く降り始めるのかと思っていたのですが、意外とゆっくり。でも結構な雨となっています。



さて、こんな天気予報だったので、昨日は仕事の後自転車を飛ばして府中郷土の森博物館へ。

9/9より開催中の曼珠沙華祭り!









林床や畑の畔に赤い絨毯。
白色タイプも多いので、野川公園とはまた違った趣き。







昨日は仕事が早く終わってくれたので、2:00に職場を出発。2:30到着。ダッシュで見学!

お抹茶までいただいてきました。







お茶室は10分が1時間くらいに感じる静寂なる異空間。
必死に自転車漕いだ甲斐がありました。

野川公園のヒガンバナはまだこれからという感じでしたが、郷土の森のヒガンバナはすでに満開。満開になるとすでに枯れ始めるものも出てくるのでもうピークは過ぎた感じです。


ヒガンバナは全国一斉に咲くと言われていますが、近くてもこうして違うものなんですね。もっともずっと昔からちょうどお彼岸シーズンにこうして花を楽しめるんですから、生命の営みというのは奥深いです。




【今朝のおうちごはん】
・野菜のベーコンのチーズ焼き
・即席春雨スープ
・バターシュガートースト


今日もいい日になりますように!





酷暑の中にも秋の気配〜お散歩&美術館賞〜

2023-08-24 10:01:00 | 博物館・植物園など
2日ほど前に自然教育園へ行ってきました。



東京都新、目黒区のオアシス!!

室町時代に端を発した屋敷跡。江戸時代には武家屋敷が建ち、明治になってからは陸海軍の火薬庫として使われた経緯があります。

武蔵野の森の面影を色濃く残す森林は、「旧白金御料地」として、国の天然記念物及び史跡に指定されています。



かつてはモミ、スギ、マツといった針葉樹が優占していた林だったようですが、明治神宮が造られる時に大規模な移植が行われたとのこと。

モミジの林は年々広がり、これからの紅葉シーズンには一帯を赤く染めることでしょう。

暑い園内を歩いてみると、秋の気配が少しずつ近づいてきていることに気がつきました。

ススキの根元に咲くナンバンギセル


クサギの花



ノシラン


モミジガサ


コバギボウシ



ナガボノシロワレモコウ


これからは実や種の季節

ノカンゾウの種子


耳をはやしたようなムクロジの青い実


ソクズ


モミジガサ



展示ホールではゲッチョ先生こと盛口満氏と写真家の新開孝士のコラボ展が開催中。



蝉の抜け殻を中心に様々な抜け殻がイラストや写真で展示されていました。







なんて美しいスケッチ!!!
少し前に見た牧野富太郎博士の植物画といい、本当に素晴らしい世界。眼福です。

写真展では、セミの孵化シーンというこれまた激レアな瞬間も!



そして蝉が飛ぶ時におしっこをするのは体を軽くするためではなく、飛ぶ時に筋肉が緩んじゃうからだという事実に笑いました。


そうだったんだ(笑)

散策の後はお隣にある庭園美術館でランチと美術鑑賞!







展示はフィンランドのグラスアートを扱ったものでした。











森と湖の国だけあって、森の木々や鳥、魚、フィヨルドや氷山などをモチーフにした作品も散見され、芸術音痴な私も楽しめました。何より涼しげ。そして、アールデコな建物の美しさとのコラボも素敵でした。会期は9/3(2023年)までだそうです








牧野博士を偲ぶ午後〜練馬区牧野記念庭園〜

2023-08-22 08:47:00 | 博物館・植物園など
ワラーチのワークショップに参加した後、3駅先の大泉学園駅まで足を伸ばすことに。

小石川植物園に続く牧野博士ゆかりの地、「練馬区牧野記念庭園」があるのです。



駅前の商店街を抜け、住宅街を進みます。

街の中は「らんまん」ムード





都営住宅の向かいが牧野記念庭園。
牧野富太郎博士の終の住処があった場所です。





牧野博士が「我が植物園」と呼んだ庭は、博士が亡くなられた翌年の昭和33年から一般公開されているとのこと。



庭園に植えられた約300種類の草木類は学問的にも貴重なものらしく、季節ごとにじっくりと眺めたい庭!

中でも、サクラ‘仙台屋’、ヘラノキなどは牧野博士が遠い土地から取り寄せた東京では珍しい植物たち。立派に育ち、「練馬区の名木」にも指定されています。


サクラ仙台屋

原木は高知県高知市内の仙台屋という店の庭にあり、牧野博士によりこの名が付けられました。


ヘラノキ

こちらも牧野博士が名付け親。九州から苗を取り寄せたものがここまで大きく育ったようです。

そして、博士の妻である壽衛さんの名前にちなんで名付けられたスエコザサ。

スエコザサ

仙台の広瀬川沿いで見つかったというアズマザサの変種。葉の片側が内側に巻くのが特徴のようです。

壽衛さんは54歳で亡くなられたとのこと。植物一筋の旦那を支え、家を守り抜いたという功績は博士のそれとも並ぶ素晴らしさだと思います。

同じ年月を生きてきて、わたしはまだ何もやり遂げていないなぁ。


スエコザサの真ん中に建てられた博士の胸像。天国でも仲良く暮らしているといいなぁと思います。牧野ファンだった我が母も会いに行けたかしら?



庭もさることながら感動したのが書屋展示室。鞘堂に守られた内部に、書斎と書庫の一部が保存されているのです。



す、すごい!!
ひょっこりと博士が顔を出してもおかしくないような佇まい!!





あぁ、こうやってここに座ってあっちの本、こっちの本と忙しなく目を通していたんだろうなぁ。

この展示室は昨年牧野富太郎生誕160周年を機に大幅リニューアル。写真などを頼りに蔵書のレプリカを3000冊、その他の小物なども用意して再現されたとのこと。完成度の高さに驚くばかり…。
※本物の蔵書や標本は高知の植物園や大学の研究室へ寄贈されています


座卓の左横には家族を呼ぶときのブザー。

右奥の火鉢は通年置かれていて、暇があると本の背表紙を蝋で手直ししていたそうです。


全国の仲間と手紙で通じ合っていた博士。書いた手紙は「出しておいてボックス」に入れておくと家族が投函してくれたとのこと。

その下にあるガラスの箱は「活かし箱」と呼ばれ、花瓶や鉢植えを入れ、植物を観察するために用いたものとのこと。



博士がここに住んだのは64歳から94歳までの30年間。




たくさんの蔵書や標本(新聞は当時のものらしい)にかこまれ、最後まで精力的に植物と向き合っていたと言います。尽きることない情熱!

ちなみにこの部屋と同じような部屋があと2部屋あったと言います。


牧野記念庭園は練馬区が管理していて、なんと入園無料。

展示室には博士由来のものも展示されていて、見どころたっぷり。









2枚にわたるコチャルメルソウの植物画↓





博士と記念撮影もできる牧野記念庭園。おすすめです!!





【今朝のおうちごはん】

・塩バターロール
・簡単野菜サラダ
・パイナップルヨーグルトwithブルーベリー

今日もいい日になりますように!









小石川植物園へ行ってきました♪

2023-08-20 10:07:00 | 博物館・植物園など
お久しぶりです。
なんと1ヶ月以上もブログを休止してしまいました。

一度途切れると、なかなか取りかかれなくなるのが悪い癖。軌道に乗るまではまた間があくかもしれませんが、ご容赦ください(^^;;

ちなみ、ブログ主はいたって元気に遊び歩いています。



というわけで、昨日は牧野富太郎先生ゆかりの地「小石川植物園」へ行ってきました。



正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。帝国大学理科大学の助手となった牧野先生が35歳から一部屋を使用していた場所。



赤丸のついた12番の部屋が牧野先生の研究室。通常助手が一部屋を使用するということは少ないそうですが、本や標本を所構わず広げてしまうため、部屋に閉じ込めておくという意図があったとか、なかったとか…。

残念ながらその建物は戦時下で焼失。今は残っていません。
しかし同時期に戦火を受けたヒマラヤスギは今なお園内で高くそびえていました。



強靭な生命力。
小石川植物園の植物たちは過度な剪定をしていないため、みな大きく逞しく枝を広げているので見応えがありました。

トキワマンサクがこんなに大きくなるなんて!!!





大きく張り出した枝が垂れ、木の周りをカーテンのように覆っていました。

こちらはタラヨウ。





タラヨウは雌雄異花部の樹木ですが、どちらの木も数本ずつ、並木のように植っていました。しかもこの大きさなのですごい迫力。

シマサルスベリの並木も見事!!



樹皮の感じがたまりませんね↓



マルバチシャノキの樹皮も竜の鱗のようでした(竜を見たことはないですが)。





枝が倒れ、それでも長い年月を生きてきたハナキササゲ。



これで生きているんだから、その生命力に圧倒されます。

この木があるあたりは日本庭園になっています。



池のの向こうに見えるのは、本郷から移築してきた「旧東京医学校本館」。現存する東大の学校教育用建物最古のものとのこと。残念ながら耐震性の関係で内部の見学は不可ですが、絵になる建物です。



↑こちらが本館。
現役の東大理学研究科の研究棟のためこちらも見学は不可。植物分類学、系統学、生理学の研究が行われているとのこと。このモダンな建物は有名な安田講堂と同じ建築家が設計したとのこと。中央にあるガラス張りの螺旋階段、中を見てみたいなぁ。

なんとも見どころたっぷりな植物園なわけですが、研究施設というだけあり、貴重な植物もたくさん植えられています。


裸子植物にも精子があることが発見されたソテツ


同じくイチョウ


ニュートンのリンゴ


メンデルのブドウ

温室内にも取り寄せられた植物が多数。







いわゆる植物園の温室とは様相の異なる研究用の温室。

そして何より今話題の「らんまん」に合わせて行われているミニ企画展。「牧野富太郎と小石川植物園」

こちらの柴田記念館で開催中。



ミニ企画展では園が所蔵している牧野富太郎関連資料の展示や、牧野博士と共に日本の植物学の黎明期を創り上げた研究者らの功績が紹介されています。

ありましたよ。
ムジナモ!!








どれも美しい〜
観察コーナーでは、ヤマトグサの雄花をルーペで観察することができます。





こんな小さなものを細部まで観察して緻密に描き上げる観察眼と筆捌き。まさに神の領域!!!

暑さに負けず、足を運んで良かったです。

小石川植物園

小石川植物園

小石川植物園のホームページ。小石川植物園は植物学の教育・研究を目的とする東京大学の教育実習施設です。

小石川植物園

 



【今朝のおうちごはん】

・水キムチの冷汁風
・サツマイモ

今日もいい日になりますように!