YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

冬芽綻ぶ北多摩散歩

2024-03-17 07:03:00 | ウォーキング
選手あの話になりますが、久しぶりに北多摩の森カフェへ。


森カフェっていうのは、ご近所の森へ行って、自分でコーヒーを淹れるっていうお手軽なカフェです。

この日はぽかぽかの日差しが眩しいくらいのお天気。にぎやかなカラ類の囀りや時々高く響くアオゲラの声、コゲラの可愛らしいドラミングなどを聞きながらのんびりとコーヒーを楽しみました。

あぁ、北多摩でのこの時間も終わるんだなぁ…。3年間いろんなことがあったけれど、ここでコーヒーを飲む時間は最高でした。

森の中には冬の名残りと春の兆しが混在。


まだ残っていたコウヤボウキの綿毛



綿毛が飛んだあとのコウヤボウキ


ムサシノキスゲの芽出し


カンスゲの花

今にも崩れそうなギボウシの芸術的な葉

冬芽がすでに展開し始めた木々もありました。



↑バラの仲間かなぁ?

多くの木々はまだ冬芽のままでしたが、その姿はぷっくりと、今にも開きそうな勢い。







冬芽と一口に言っても葉になる葉芽と花になる花芽があります。

こちらはアオキの花芽。つまり蕾です↓



アオキの花は地味ですがチョコレート色をしたかわいい花です。

北多摩を去るまであと2週間。どれくらい森が変化するか楽しみです。





雪の高尾山へ

2024-02-09 13:01:00 | ウォーキング
水曜日のお話です。
雪の翌日も仕事に行かなくていいことになりまして、まさかの雪降り二連休♪

足元の悪い中、通勤、通学される皆様を横目にいそいそとお出かけ。



前日の予定では、この日は朝のうちだけ雨。ただし北多摩ルームから少し移動したあたりは雨ではなく雪とのこと。

多摩湖なんてどうかなぁ…?


ここに雪が降ったら綺麗だろうなぁ…。

と思っていたのですが、駅への雪散歩を楽しんでいるうちに天気予報は全面的に雨へ。

↑シャーベット状の足跡。靴底の模様がかわいい♪

なんだか雪も溶けかけてきているし、曇り空の多摩湖はあまり綺麗じゃなさそうだし…



気づいたら中央線に乗っていました。高尾駅までは30分ほど。近い!!

京王線に乗り換えれば一駅先が高尾山への登山口。駅周辺は絶賛除雪作業中



ケーブルカーも早朝からの点検を終え、平常運転。
皆様ありがとうございます。




と、駅前の大きな杉の梢から雪が落ちてきました。



木から落ちる雪を「垂り雪(しずりゆき)」とか「雪垂り」とかやばそうですが、この規模になるともはや滝です。華厳の滝か、那智の滝!!!

これ、直撃されたらむちうちになるかも∑(゚Д゚)

そんなことを考えながらケーブルカーへ。







高尾山のケーブルカーは最大斜度31度19分。日本一の急勾配!!

6分ほどで標高472m地点に到着。



そこから見える雪景色!!


登山せずに絶景を眺められる高尾山!

しかし山へと入る場合は低山といえど、装備が必要となります。こんな雪の日はなおさらです!

すれ違う方々の多くは、雨具の上にスパッツ、ハイキングシューズには軽アイゼンを装着されたいました。

多摩湖へ行く予定だった私は、雨具はなし。もちろんアイゼンもスパッツもありません。

とはいえ防寒対策はしっかりしていましたし、丈の高い長靴も履いていたので、とりあえず参道を通って薬王院へ行くくらいなら問題ないかと登り始めました。



やはり平地よりもずっと雪が深い。しかも雨混じりの雪が時々空を舞います。



参道は除雪されていたので歩く分には全く問題ないのですが、例のしずり雪があちらでこちらで降っています。







サラサラと落ちる分には美しいのですが、時折「どかどか」と音を立てて塊が落ちてきます。道端にはこんな太い落枝も((((;゚Д゚)))))))


こんな危険が潜んでいようとは想定外でした。すれ違った登山者でヘルメットを装着されたかたお一人だけいらっしゃったのですが、このための準備なら、まさに山登りのプロ。大ベテランと言えそうです。

今回の雪は水分が多かった上、雨が降ったことも影響して、木々への被害が大きかったのかもしれません。





膨らみ始めた桜の枝も無惨にも折れていました。



頭上の雪に注意を払いながら歩いていると、ヒヨドリのにぎやかな声やか細いイカルの声が聞こえてきました。

イカル

枝先に止まってくれたイカルさん。スマホon双眼鏡での撮影に成功!
とりあえず証拠写真です↑

薬王院へ到着しました。 






 
売店は全て休業。
ここから先、頂上までは通常20分ですが、いよいよ雪山へ突入です。







アイスバーンも大きな障害もなかったので、599mの頂上まで行けちゃいました。なんか、服装が明らかにダメダメな登山客という感じでしたけど(^^;;



天候も回復してきてましたし…
ベストではありませんが、間違った判断でもなかったかと思います。

皆様も雪の日の行動は十分お気をつけください。



さてさて、頂上には大きな雪だるまがありましたよ!作った人すごい!!

そり遊びをしている親子連れの姿もあり、スキー場状態(笑)



ケーブルカーを降りたあたりでも雪が深いと思いましたが、山頂はさらに積もっていました。


ケーブルカーの駅近く

↓↓↓


山頂

高尾山ビジターセンターの公式HPによると山頂の積雪は25cmとのこと。 

帰る頃には白く染まった都心のビル群もだいぶ見えるようになっていました。


帰りもケーブルカーを使ってあっという間に下山。

昼ごはんは、もちろん名物のとろろそば。



駅前の温泉にのんびり使って帰宅しました。

動画はこちら↓


都心から90分!東京の里山で雪景色

2024-02-08 15:12:00 | ウォーキング
月曜日は予報通り、警報級の大雪となりました。「不要不急の外出は控えて」と言われてはいたものの、仕事が休みの日だったのをいいことに雪景色を求めてあきる野市の里山まで。



天気予報とにらめっこしながら、雪が強くなる前の帰宅を目指しました。



出発駅はJR五日市線「増戸駅」。「ますこ」って読むんですね。ずっと「ますど」だと思っていました(^^;;



線路に沿って20分弱。
途中、枯れ草やロウバイの花に積もる雪などに感動しつつ‥







雪が珍しいので、なんでも新鮮!!
そして、里山の入り口へ到着!



頭上に蜘蛛の巣を発見
水滴が半ば凍っていつもよりもさらに美しい雫のレース!





足元からアスファルトは消え、真っ白な道へ。



やがて目の前に広がる昔話の風景










わざわざ出かけてきてよかった!!!

アトリらしき野鳥の群れにも出会えて興奮しきり。この木と田んぼを行ったり来たりしてました↓



滞在時間は30分弱。
ところが想定外にJR五日市線が早くもストップしてしまいました(^^;;

原因は「倒竹」!!!
まさかの竹です。

しかしながら一緒にいた先輩の機転により、バスルートに変更。1日に3本しかない路線の終バスに間に合いました。しかもちょうど良い時間でロスタイムなし!



ミラクルでした♪

五日市線はその後復旧したり、止まったりを3度ほど繰り返したようです。

竹、恐るべし!!!



おかげで、その後最寄駅にのあたたかなカフェで雪を眺めながらおしゃべりして帰宅しました。

動画はこちら↓


一足早い菜の花散歩

2024-01-15 15:55:00 | ウォーキング
昨日は土会始め。

友人Iさんと、10年前からやっている「土曜日を楽しむ会」。毎月第二土曜日に「歩いて、食べて、しゃべる」をコンセプトにどこかへ出かけるゆるい会。2024年ものんびり始まりました。

今回の目的地は神奈川県二宮町「吾妻山公園」



入口ではロウバイの花が迎えてくれました。



急な階段を登っていくと、途中からスイセンのいい香り。


ぐんぐんと高度をあげ、振り返れば相模湾!!!



東海道線が走っていく姿がまた良い感じ。最高の見晴らし♪

駅から30分かからず頂上に到着



まず目に飛び込んでくるのは、広々とした芝生と、その真ん中に根を下ろすシンボルツリーのエノキの木。

そして視線の先には相模湾に向かって広がる奈の花畑。









満開でした!
一足早く春到来〜!!!!!

残念ながら富士山は雲の中。箱根や丹沢、伊豆半島や房総半島は見えているのに、ど真ん中にあるはずの富士山だけが雲の中。それはそれで珍しい?

菜の花を眺めながらおやつタイム。


駅前で入手した地元二宮産の夏みかんや菜の花(葉)を使った手作りロールケーキ!

春の香りに加え、しっとりとしたスポンジも最高だし、なんといっても目の前に広がる穏やかな海!

お弁当も持って行けばよかったかなぁ〜、なんて言いながら、予約してあったオーガニックカフェ「のうてんき」さんへ。


農家の庭先に店を構えたような佇まい。もっとも家庭菜園程度の大きさの畑なんですが…。



気取らない雰囲気が、人を惹きつけるのが、地域のコミュニティとなっているようなお店。



発酵定食なるものが食べたかったのですが、土曜日はビリヤニ(インドの混ぜご飯)デーとのこと。

これも、本格的なスパイスが効いていて地元の野菜も楽しめて満足♪

私たちの他にも2組のお客さんがいたのですが、店員さんも含め、似たような時期にウユニ塩湖を訪れていたことが分かり、大いに盛り上がりました。

ここ


そろそろ海外にも旅に出たいなぁ…。

季節はこれからが冬本番。おうち時間を楽しみながら、春へ向けての準備も始めたらいいのかな。

吾妻山公園の菜の花は2月中旬までが見頃となりそうです。

自然観察の大先輩がアウトドア情報サイト『BRAVO MOUNTAIN』で記事を書いていますので、詳細はこちらでご確認を↓

“駅チカ”お手軽ハイキング【360度の大展望】聳える富士山と輝く湘南の海! 菜の花は「今が見頃」吾妻山へ! 神奈川県・2024年|概要|登山|レポート|BRAVO MOUNTAIN

“駅チカ”お手軽ハイキング【360度の大展望】聳える富士山と輝く湘南の海! 菜の花は「今が見頃」吾妻山へ! 神奈川県・2024年|概要|登山|レポート|BRAVO MOUNTAIN

暖かい日が続く今冬の影響もあるのでしょうか、新春となり早くも菜の花が見頃を迎えています。山頂からの360度の大展望と黄色のじゅうたん。そして、相模湾の青い海。誰もが...

BRAVO MOUNTAIN

 



北多摩 森始め

2024-01-09 21:15:00 | ウォーキング
「森始め」ってなんだ???
「事始め」とか、「仕事始め」とか…。
まあ、そんな感じで今年最初の北多摩の森散歩!



今日は空気が澄んで山がはっきりと見えました。真っ白な富士山!!



北多摩の森はおそらく今がいちばん静かな季節。木々はすっかり葉を落とし、生き物たちの気配はわずかです。

そんな静かな森の中を鳥たちが餌を探して飛び回っていました。

アオゲラ


コゲラ


木をつつき、木の中に身を潜めていた虫を器用に捕まえるキツツキたち。



私はその様子を器用にカメラに収めることはできずにピンボケ(^^;;
双眼鏡にスマホをつけて撮影しているので、ある意味器用?

こんな時は望遠レンズがついたカメラが欲しくなりますが、やっぱり気軽なスマホがいちばんです。



真冬の森の中で目を引くのは、自然に帰る直前の植物たちの最後の輝き。













朝の光にきらめくススキの穂やコウヤボウキの綿毛…。

落ち葉の中に火を灯したような1年目のコナラの実生。



落ち葉の中に埋もれるゴンズイやヘクソカズラの実。




なんだか顔に見える???



糸で縫い付けられたようなムラサキシキブの実。



虫が紡ぐ糸は森のあちこちで見かけます。姿は見えないけれど、気配はあるんですよね。



日の当たらない林はひんやり、落ち葉には氷が付いていました。



ようやく朝日が当たり、キラキラ光出す瞬間。明日から始まる仕事の前に、こんなゆっくりとした時間を過ごせる幸せ。

木の根元でひっそりと実をつける白実マンリョウ。



森の出口には鈴なりのイイギリ。
房状の真っ赤な実が垂れ下がり、ここだけ別世界の華やぎ。



間も無く鳥たちが群がるんだろうなぁ…。

あと1ヶ月もすれば赤い実はなくなり、代わりに少しずつ木々の花が咲き始めるはず。

今シーズンはだいぶイレギュラーに季節が進んでいるので、ウメやマンサク、サンシュユなど、いつもより早く咲くのか、遅いのか…。

ちなみにシジュウカラは本日すでにさえずっていました。びっくり!!

【今日見た野鳥】
・シジュウカラ
・ヒガラ
・ヤマガラ
・エナガ
・コゲラ
・アオゲラ
・メジロ
・ヒヨドリ
・ハシブトガラス

さあ、北多摩生活も残り3ヶ月。
楽しんでいきましょう!!