YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

シモバシラを探してカルガモにで会う〜冬の北多摩散歩〜

2023-12-26 12:19:00 | 野鳥
先週のこと
朝の気温が0度を下回ったので、シモバシラを探しに北多摩の森へ。



夜明けの森の寒いこと、寒いこと…。そりゃ、わざわざ氷点下を狙って訪れたのですから当たり前(笑)

寒いのも朝早いのも、本当は苦手なものぐさ者ですが、目的があると張り切るタイプ。



しかし残念なことに影も形もありませんでした。
本当はこの茎に美しい氷柱がつくのですが…。なんなら、まだ葉が残っていましたし…(T ^ T)



シモバシラというシソ科の植物は、9月から白い花を咲かせ、冬にはすっかり葉を落とす多年生植物。


本来ならこの季節はこんな様子が見られるはずなのですが…

今年は1月になってからかなぁ…
木々の葉が落ちた森には、綿毛とか小さな実とか…













…と思ったら、なんとガマズミの花が超フライングで咲いていました!!


今年の秋は気温が下がったり上がったり、いつまでも夏を引きずっていたからなぁ…。

帰り道にカルガモのお食事シーンに出会いました。水辺から上がって林床で餌をついばむ姿のかわいらしいこと♪




何を食べていたのかは確認していませんが、周りにエノキやハナミズキがあったので、それらの実を食べていたのかなと思います。違っていたらすみません。

ちなみにその後の友人からの情報で、先週末にはシモバシラの見事な氷柱(氷華)が高尾山で見られたとのこと。

また見に行ってみようと思います。


【今朝のおうちごはん】

・大好きなチャイ屋さんのスコーンwithラムシロップ
・カフェオレ

今日も朝から大掃除!
まだまだがんばります!





何を食べているのかまでは確認できませんでしたが、周りにエノキやハナミズキがうわっていたことから、それらの





伊豆沼でガンの群れを見る

2023-11-03 11:51:00 | 野鳥
「どこかにビューン」のおかげで、ものすごく久しぶりに宮城県「伊豆沼」へ。

宮城県の北部に位置する「伊豆沼」と隣接する「内沼」を含む地域は、そこに集まる鳥と合わせて、国の天然記念物に指定されています。



また、1985年には釧路湿原に次いで日本で2番目にラムサール条約登録湿地に指定された水鳥の聖地!!

日本で越冬するガンのうち8割が訪れるという日本最大のガンの飛来地です。

今年もすでに8万羽を超えるガンたちがやってきているとのこと。



くりこま高原駅に11:15に到着したあと、駅中の観光案内所自転車を借り、いざ伊豆沼へ!





駅から伊豆沼まではずっと舗装道路を進みます。

秋晴れの中、田園風景が広がる道は快適。

ハス田で作業をされている方や、焼畑の煙を遠くに確認することができました。





そして休耕田の中で落穂を食べるガンの群れ!!



駅を出た直後からこんな光景が見られるなんて!!

途中、自転車を乗り降りしながら、伊豆沼へ。



駅から4kmあまりの「伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」に到着!




現在外装工事中で窓の外には足場が組まれていましたが、フィールドスコープも多数設置されていて、ここからたくさんの野鳥を観察できます。中央のテーブルは伊豆沼の形を模しているとのこと。

まずはすぐ近くのカフェで昼ごはん…と思ったら、なんと定休日でした(T ^ T)←調査不足

沼の反対側にハクガンが来ているというので、見に行ってみることにしました。



いやぁ、この距離だとなかなか難しいなぁ。「真っ白なガンなので目立ちますよ」とは言われたのですが、8万羽の中にたった2羽!!

幸運の女神は訪れず…。

それにしても遠い…。
双眼鏡で見てもこれくらいの大きさ。



ハクチョウですが、種類までは同定できず…。ガンもマガンを中心に、ヒシクイ、ハクガン、シジュウカラガン、カリガネと5種類も飛来しているそうですが、まったく分かりませんでした(^^;;

押し入れで眠っているフィールドスコープを持って行かなかったことを激しく後悔…_| ̄|○

そして途中、ご飯を食べるところなどほとんどないので、カバンに忍ばせていたおやつと朝のコーヒーの残りで昼食!



そんな折り、嬉しいことに水面にいた鳥たちが一斉に飛び立ちました。

猛禽類でも来たんですかね。
 




とにかく羽音と飛び立つ時の水面を蹴る(?)音が桁外れの迫力!

基本的に日のある時間はガンたちは休耕田へ食事に出かけ散らばっているのですが、それでも沼にいるものや他の水鳥なんかもごちゃ混ぜになり、広い空いっぱいに舞い上がる姿は壮観!!



写真だと一部しか捉えられずに残念。








そしてこれよりすごい現象が、鳥たちが寝ぐら(沼)に帰ってくる夕暮れと、飛び立っていく日の出の時間に見られるのです。



↑これは「ねぐら入り」ではないけれど、これが広範囲にわたってみられるイメージ?

飛び立つ羽音やガンたちのにぎやかな声は「日本の音百選」にも選ばれているそうです。

今回「寝ぐら入り」までは見られなかったのですが、まだまだ見どころがありました。

夕暮れの美しい様子はこちらの記事で!



【今朝のおうちごはん】

・昨日テイクアウトしたキャロットケーキ
・ミルクティー
@シェアハウスリビング



さてさて仕事へ行ってきまーす!




お月様と椋鳥な帰り道

2023-03-07 08:59:00 | 野鳥
昨日は啓蟄。本日は満月。アメリカ先住民の呼び名では「ワームムーン」。ちょっとロマンチックな感じはしないですね(^^;;

さて、職場から新北多摩ルームへの帰り道。



途中コーヒー屋さんに寄って、街は夕闇に包まれる少し前。



ムクドリ〜

上からポタポタと糞が落ちてきてとんでもなく危険ゾーン!!
キュルキュルキュルキュル…


絵的には美しいけれど。リアルは美しくないっ(笑)

都市部では年々問題となっている街路樹へのムクドリの寝ぐら入り。
ちょっと古いですが、地元横浜でも↓



これだけ大量になると、糞や騒音も大問題。一説によるとカラスの減少でムクドリが増えているとも言われてますが、このところ鳥の世界も数の推移が激しいような…。



ムクドリ地帯を通り過ぎ、綺麗なお月様を眺めながらの帰り道。

満月直前のお月様。
「次の夜から欠ける満月よりも、14番目の月が一番好き」と歌ったのはユーミン?

以前スマホで月を綺麗に撮るには…という話題になったことがあるのですが、とにかくまだ明るいうちに「明るさ調整」を暗めに設定して撮ることかなぁと思います。



それでも鮮明には写りません。闇夜に浮かぶ月は肉眼ではくっきりと美しいのですが、カメラだと明るさの差がありすぎて完全にぶれます。



いずれにしてもスマホのカメラでは難しい被写体。雰囲気だけを楽しむくらいよつもりが◎です。

新北多摩ルームより↓



朝も日の出が見られるようになりました。



新しい部屋の窓辺もなかなかいい感じです♪




【今朝のおうちごはん】

・ブロッコリーとトマトのチーズ焼き
・コロッケ
・キューブ型焼きおにぎり
・市販のフルーツヨーグルト
・コーヒー


今日もいい日になりますように!






世界でいちばん美しい海ガモ?〜ヒメハジロ飛来〜

2022-12-17 22:35:00 | 野鳥
多摩川にヒメハジロが飛来しています。

北アメリカ北部で繁殖し、冬季はアラスカ南部からアメリカ西部・南部に渡り越冬する海ガモで日本ではいわゆる「迷鳥」扱い。



というわけで、木曜日の夕方に行ってみると平日なのにこの人だかり。

ここはいちばん混み合っている場所で、さらに同数くらいのバードウォッチャーが散らばって撮影していました。

オオバンの群れに混じり、潜っては浮き上がり、餌を食べるのに必死な様子。



白を基調とした美しく可憐な小型のカモです。世界でいちばん美しいと言われているのもうなづけます。  




頭の部分は黒色なのですが、光の加減によって緑や青に輝き、それがまた美しいそうなのですが、この日は雲に隠れて日が差さず、残念ながらその様子をはっきりみることはできませんでした。

そもそも川の中央部より奥にいるため、かなりズームしないと細部は見えません。双眼鏡や望遠鏡、望遠カメラが必要です。



そんなわけで、私も普段は使っていない、手入れの行き届いていないなんちゃってミラーレス(一応望遠レンズあり)を引きずり出しての撮影。

やはりスマホとは違う写真が撮れますね。



カワウの群れを追いかけて飛ぶヒメハジロ



1枚だけ、しかもブレてますが、それでも自分で撮影した飛翔の写真!!嬉しい〜♪

しばらくすると再びオオバンが移動





すると、ヒメハジロにも動きが…
一斉にカメラを構える人々

皆の期待を背負いつつ、飛ばずに高速で泳ぐヒメハジロ…(笑)



動画はスマホで撮影しました。
早送りはしていないので、かなりのハイスピードです。さすが海ガモ、泳ぎ上手!!

多摩川には他にもコガモやハシビロガモ、ヒドリガモなど、たくさんの水鳥の姿が見られ、やはり冬の川は楽しいなぁと…。

写真はイマイチ、自分の記録程度ですので、気になる方は検索していただけると多くの方が美しい写真をアップしています。

明日は東京港野鳥公園へ行ってきます。こちらはお仕事!










沢の水が凍る頃、ハクチョウに会いに行く!

2022-01-26 23:53:00 | 野鳥



1日遅れになりましたが(しかももうすぐさらに日付が変わります)、昨日から七十二候が大寒次候に切り替わりました。

ふきのとうが芽を出し始める季節(前候)なのに、寒さはピーク。この寒さに負けずに春への準備を進めているのって、ほんとすごいなぁ…。



さて先日、「冬の使者」なんて呼ばれるハクチョウを見てきました。

シベリアからやって来るハクチョウにとってはこんな寒さはなんてことないのかなぁ。首を伸ばして優雅に空を飛んでいました。

ずっと昔、北海道(だったかなぁ?)で見たオオハクチョウ。


日本に渡ってくるハクチョウは主にオオハクチョウとコハクチョウ(たまにアメリカコハクチョウが混じることも)。

この2種(3種)はサイズや、嘴の黄色の部分の形や大きさで区別できます。

ちなみにオオハクチョウは体長140cm(7〜12kg)。コハクチョウは120cm(5〜7kg)。

10kg以上の体が空に浮くってすごくないですか?

しかも半年に一度2000〜3000kmも渡りをするんですから!!!

基本的に、鳥の体は空を飛ぶために軽量されています。骨なんて中空になっているそうです。それでも丈夫に保つため、骨の中は筋交構造になっているんだとか…。

スズメなんて24gしかないんですよ!!


クロエリハクチョウ@パタゴニア

なのに、ハクチョウは長距離を飛ぶのに、かなりの巨体。筋肉量も多いのかなぁとは思うけれど、同じくシベリアあたりからやってくるオナガガモなんかは75cmで1kg程のようですし…


なんで、大きくなったんでしょう???

眺める私たちは、その優雅な姿に惚れ惚れとするわけなんですが…



ちなみに皇居のお堀にいるハクチョウは、コブハクチョウ。渡りはしません。

なんなら飛べないように羽が切られ、1日に1回、餌ももらっているそうです。つまり、あの場所で飼育するために連れてこられたということ。昭和28年からいるんだとか…。


自由に飛び回れることが幸せなのか、それとも人の保護下で、餌や外敵の心配をせずに一生を終える方が幸せなのか…

ハクチョウたちが北へ帰るまでにはまだもう少し時間があるようです。




【今朝のおうちごはん】
・ミニチョコクロワッサン
・ポテトと魚肉ソーセージの炒め物
・ミニトマト
・インスタントカフェオレ

それではまた明日〜!!